令和8年5月5日

杵築市山香町大字山浦の道端の木陰に、石灯籠が二基が、緑に半分飲まれながらも、立っていた。人の気配はないが、かつて誰かの信仰の対象が、この先にあることを示している。

灯籠の奥には、苔むした石段が森へ吸い込まれるように続いていた。

石段を上がると、木々の間に屋根のようなものが見えた。


近づくと、建物は大きく崩れていた。屋根がかろうじて元の形を維持しているが、その下にあったであろう祠が……。


隙間から覗くと、細かな木組みが暗がりの中に祠の一部が見えていた。




廃神社、といった装い。


鳥居の柱には「明治三十六年七月」の文字。120年以上前だ。

鳥居の続く方へ進むと、外へ出ると、田んぼの脇に細い橋が架かっていた。ここが正規の参道だったのかな?


鳥居越しに灯籠を眺めた。石造りなのでいきなり緑に消える事はないだろうが、ここに神社があることを知る人は、今後0に近づいていくことだろう。