【静岡】路地裏の美しい町、熱海散歩と福島屋旅館!

令和元年12月7日、再訪;令和4年2月11日

熱海の町並みは、日本全国の温泉地の中でも特別に好きな場所だ。そこには風情というものを求めているわけではない。昭和時代に建てられたビルが急峻な地形にそって建ち並ぶ光景、そして一度は観光客の減少によってもたらされた建替に対する消極的な態勢が生んだくたびれた建物の数々、これらがたまらなく好きなのである。なんとも雑多な感じが、この巨大温泉地の素晴らしいところでもある。最近、また熱海への人気が高まってきているらしく、どこまで街が綺麗に生まれ変わってしまうのか、そこが木になる点ではある、今回はそんな熱海を少しだけ散策する。

路地裏はかなり狭いところが多く、急勾配も急勾配、ひっくり返るんじゃないかと思うほどだ。裏道に入れば20パーセント以上の傾斜がデフォルトのような街だ。MT車で入ろうものなら途中で絶対に止まってはならない道だ。

そんな街中にある、三百円で入れるという公衆浴場、山田湯に入ろうとしたが、あいにくの休みだそうで、他の場所を目指すことに。とりあえず熱海で一番安く入れる日帰り入浴施設が山田湯であったが入れなかったので、次は2番目に安い福島屋旅館(450円)を目指すことに。

盾斧は全体的にくたびれている。なのに、人は多い。このギャップに萌える。全国いろんな街を歩いてきているが、熱海のようにくたびれている建物が並ぶ街は珍しくない。しかしそれらの街はどこも人の数が少なく、まさしく抜け殻になってしまったような雰囲気が漂っているのだ。

旧式タイプのガチャガチャ。現役。

福島屋旅館に到着した。受付のおばあちゃんは愛想よく接してくれたが、おじさん(息子さん?)は驚くほど無愛想で若干難があったが、レトロチックな空間の前でその嫌気はすぐに吹き飛ばされた。

湯船、

脱衣場、

洗面台、そのどれもが素晴らしいものであった。湯は42〜3度の熱めで、長くは入っていられないが、温泉成分をがっつり感じられる泉質だ。

掃除用具?面白い略し方だ。 神奈川県民だった23年間、温泉といえば箱根か熱海か千葉のどこか、という選択肢が大半であった、熱海へは何度も来ている。今回は熱海銀座のさらに奥にある公衆浴場に入るべく、散策をした。散策した区間は熱海の中でもごく一部なため、これが熱海のすべてというつもりは毛頭ない、今後このページもさらに加筆していきたいところである。 


〜ここから再訪〜

久しぶりに熱海にやってきた。

こちらは令和3年にホテル営業を終了したホテルニューアカオ。祖父がよく泊まっていた宿で、Twitterなんかでは昭和50年頃のレトロチックで華美なデザインの内装を度々目にしていたので、いつか泊まりたいと思っていた宿だ。
そんな熱海の街中で昼飯を食べようと、熱海の街並み散歩を兼ねてご飯屋さんを探す。
そしたらなんということでしょう。ものすごくカッコいい路地があるではないか。雨風食堂という評価の高いご飯屋さんの前での景色だ。
後ろを振り向くと向こうに海が見えた。
かなり旧式の室外機。萌え。
海側から撮影。少年が自転車に乗る練習をしていた。競泳火災の大きな看板が、圧縮構図によく映えていた。
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