【北海道】氷点下18度の世界の大絶景、タウシュベツ橋梁と満天の星!

令和4年2月5日

氷点下18度。冷凍庫と同じ気温。寒いを通り越して痛いと言えるこの気温、時は真冬、湿度は低く星空を見るには最高の状況下だ。今日はほぼ新月で月明かりによって空が照らされることもなく、しかもほぼ快晴ときた。そんな最高の状況下で、帯広市の北方にある糠平湖にやってきた。
ここには何があるのかというと、かつてここは国鉄しほ路線が走っていた。昭和62年までのことである。このタウシュベツ橋梁は廃線となるよりもはるか昔、昭和30年に糠平ダムが建設されるに伴い、しほ路線の霧回しが行われたが故、それ以来使われていない橋梁である。季節によって橋梁全てが水面下に隠れてしまうのだが、真冬も2月になると段々と湖面状に橋梁が姿を表すのだ。とはいえ、今年は降雪が多く、氷が厚く張ってしまっているようで、例年の同時期よりも確認できる橋梁部分は少なめだという。本来であれば橋梁のアート部から覗く星空が撮れるはずだったが、ちょっとそれは出来なさそうだ。
因みに橋梁までは2kmほど凍った湖上を歩いて向かわねばならない。つまり、極寒の中己の足で橋梁へ行かなければならない。生半可な装備だと翌日以降凍死体となること必至なので、とにかく考えうる最大限の防寒対策をすることをお勧めする。因みにストックはなくてもいいが、アイゼンがあると歩きやすい。今回は写真おのり、複数人で隊列を組んで歩いて向かったが、一人だとかなり心細いだろう。少しでも風が吹いたり吹雪いたりすれば視界はほぼなくなり、足元にある先人の足跡さえ見えなくなる。なので、本当に気をつけて行かれたい。
5時間ほど外にいた。なぜなら、天の川を取りたいためにずっと待っていたもので、この時期の天の川は夜中の3時だとか4時だとかとんでもなく朝方に上がってくるのだ。
ようやく天の川が見えた。夏天の川よりは薄い。当たり前だ。でも、2月に天の川が撮れるというのは、本当の本当に当りが暗いという証拠だ。あたりはシンと静まりかえっている。聞こえるのは耳鳴りと、凍結した湖上の氷が動き出す音が時折するだけだ。因みにレンズヒータを時併用していたが、カメラの耐寒温度は0度だったので、氷点下18度ではあまり機能せず、ほとんど写真が撮れなかったのが悔やまれる。
朝。ワカサギ釣りに来た人々の車が多く止まっている。午前6時なのに、である。
氷点下の世界でしか見られない樹氷。
美しすぎる・・・。
ワカサギ釣りのテントが湖上に転々としていた。可愛かった。そしてこの音頭の中、無事生き延びら得たことはいい経験となり、自信のついた撮影会となった。
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