【北海道】石北本線 西留辺蘂駅〜ほぼ廃集落の金華駅跡を散歩!

令和3年7月23日

石北本線の西留辺蘂駅。留辺蘂は北海道の難読地名として有名な場所でもある。この駅で降り、自転車に乗って隣の金華という街に向かう。

金華駅は平成28年に駅から信号場に降格したため、普通列車で行くことはできない。そのため、西留辺蘂からアプローチするというわけだ。

西留辺蘂のホームからの眺め。

国道242号線をひたすら進めば金華までつくため、道は難しくない。なだらかな上り坂と下り坂をこなす。

4km漕いで、国道から一本曲がると・・・

金華駅跡に到着だ。駅名の入った看板等は全て取り外され、何となく残ったかつての駅前空間と、駅舎でしたと言わんばかりのまさしくな建物が、往時の雰囲気を伝えてくれる。

石北本線自体は現役なので、時折ここを列車が通過する。

街を散策してみよう。

10軒ほどの建物があるが、そのほとんどが廃墟となっており、現在人の営みが感じられる建物は2軒ほど。その建物たちもだいぶ年季が入っており、車検切れ前の車が置かれているから現役であると判断できる。というレベルだ。

フォード製の廃農機。

集落へとつながる橋の上にて。

いい景色だ。

この駅から北側、つまりはお隣生田原駅までの間には常紋トンネルが存在する。大正元年〜大正3年に掘削されたものである。工事はかなり過酷かつ悲惨な環境であり、100人以上の方達が犠牲になったという。隧道の壁面からは人柱と見られる、頭部に損傷を負った人骨が見つかっている。現在では考えられない状況が広がっていたのであろうが、たった100年前の話だ。

駅の近くの急な階段を登ると、慰霊碑があった。

石碑には、当時の状況が記されていた。

近くには、金華神社の跡地がある。すでに棄てられており、境内へ続く階段も消えかかっているため、辿り着くまでに時間を要した。

辿り着いた時、この神聖で荘厳たる雰囲気に圧倒された。

朽ちゆく神社・・・これから増えていくことだろう・・・。

さて、西留辺蘂に帰ろう。舗装路用の自転車でこんなところを通りながら・・・

キハ40の写真を撮ってみたり、

旅してる感を出してみたりしながら楽しんだ。

西留辺蘂駅付近に行くと、ものすごい数の旧型バスが並んでいた。その数9台。思いがけない発見に涎が止まらなかった。

カッコ良すぎるぜ・・・

営林署のバスもあるので、こうやって放置されているのは中々なさそうでもあるが・・・ありがたや・・・。

日が傾いて来た帰りのホーム。

今日はこの後、遠軽まで向かう。

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