令和3年4月25日

昭和60年まで、積丹半島の南端部の岩内町付近を国鉄岩内線が走っていた。岩内線自体は10km強の大変短い路線であったが、その中間付近に、今も駅舎が残されている駅跡がある。そちらが今回訪れた幌似(ほろに)駅。

駅舎跡。

駅標が残されている。簡素な木製電柱が、旅情をかきたたせる。

ホームには客車が残されている。開放期間はこちらの列車の中にも入れるのだろうか?自分が行った時は残念ながら開放期間から外れていたため、外からの見学のみにとどまった。



この列車に乗って、どこか遠くに行ってしまいたい。

ボックス席。最近、道内の車両の更新が進んでおり、このような旧式のボックス席も姿を消しつつある。18きっぷで北海道に行くと、キハ40が轟音を出しながらホームにやって来て、それを見て初めて北海道に来たと実感していたものだ。今月から北海道に住み始めたので、この夏は18きっぷであの感動をまた味わいに行きたい。



なんだか夏のような空気に飲み込まれてしまいそうだった。