令和3年7月25日、再訪:令和4年6月12日
羊蹄山の麓、比羅夫駅。倶知安駅の南隣の駅だ。Googleマップで見たら、山奥の田舎駅だが、秘境駅までとは行かないような絶妙な規模感であったので、ちょっと気になって行ってみた。北海道の秘境駅はだいたい行き尽くしているので、今回はこのような駅にも手を伸ばしてみる形だ。
駅舎。
北海道らしからぬ、山奥にある駅なので、周辺の道の勾配がえげつない。
夏の踏切。
安っぽちい自転車ではとてもじゃないけど登れない坂だったので、先へ進むのは断念し、行ける範囲で楽しむことにした。近くにリゾート地があるらしいので、そこに行ってみることに。リゾート地ということは、羊蹄山が綺麗に見えるに違いない。その予想は的中した。
遊歩道には謎の秘密基地が。
こんなところに別荘持ってみたいなぁ。
ノスタルジー。
川遊び、したいなぁ。
丁字路。
駅前広場。
駅周辺のアクセント。
7月末だが、紫陽花が綺麗に咲いていた。
次の駅へ。
何もかも投げ出したくなる車窓がズルすぎる・・・。
〜ここから再訪〜
前回の不問から1年もたたないうちにもう一度やって来た。今回は愛車でやってきた。
なぜやってきたのかというと、駅ノートは駅併設の宿の中にあるということと、駅舎じてタイに止まることができ、さらにはホームでバーベキューができるという謎展開もできるというからだ。
ほら!駅のホームに金網!すごくない?!
実際に列車がやってくる中で焼肉。列車内にいた人、さぞびっくりするだろうな。何も知らない人からしたら、一般人がホームで危険なことしてる!!って炎上案件になりそう。でも大丈夫、正規の手法でバーベキューしているのです。
こちらが駅舎の元々詰所であった空間であったところを改装したのであろう、客室。2階に2室ある。
駅舎なのだから、窓からはホームが見える。こんな場所、日本全国探しても数えるほどしかないでしょう。
1階は共有スペース。
お待ちかねの駅ノート。たくさんの想いと絵を書き綴った。
待合室。
夜のホーム。なかなか雰囲気出ている。
朝。ホームに入線する列車が上から見えた。
こんな景色を見られるのは、もちrん人生初だし、この後にも同様の経験ができるかは自信がない。
階段。
この駅は、函館本線で、室蘭本線と比べて山側を走っているため「山線」とも呼ばれる。そんな山線も、北海道新幹線が札幌まで延伸するのに伴い、この駅を含む区間が廃線になることが決まっている。そうなると気になるのはこの宿の行方。宿主さんに聞いてみると、廃線後はjrから払い下げを受ければ経営はできるとのこと。とはいえ、建物の維持費や固定資産税はかかってくるので、どうすのか気になるところだ。幸い、新幹線が開通しても隣駅の倶知安駅が新幹線の途中駅になるので、鉄路が断てれても観光客が比羅夫駅へ相当に行きづらくなる訳ではない。廃止が決まってから宿泊者が増えているらしい。ホームでバーベキューができるという珍しさにも惹かれる。そんな最高な宿の今後の行方に目が離せない。