令和3年8月28日
昭和61年まで、倶知安より伊達紋別までの83kmを鉄路で結んでいた胆振線。駅舎やホームはほぼ残っていないが、ここ蟠渓駅はホーム跡が残されているというので見に来た。が、道路の改良工事が行われており、ホームのあとはご覧の通り半分以上削られてしまっている。数年前までは、ホームに上階段が残されていたようだ。
写真右側を線路が通っていたという。
とりあえず、線路跡に車を突っ込んでみた。改良工事の範囲がどこまでかはわからないが、廃線後30年に渡ってホーム跡を残していた万渓駅であったが、少なくとも、「駅」として認識できる構造物は令和の頭になくなってしまったことになる。
付近には、130年以上の歴史があったひかり温泉が存在していたが、残念ながら平成30年に閉業してしまっている。ちなみに、かつてのホテル跡地の裏手にある河原に、野湯があったりもする。