平成30年7月2日
日本三大秘境駅の一つである尾盛駅(勝手に小幌、小和田、尾盛を日本三大秘境駅と呼んでいる。因みに日本三大秘境は白川、祖谷、椎葉)に降り立った。ホームに降りるといきなり車輪が無造作に置かれている。これは期待ができそうな駅前風景だ。
駅まで到達できる道はなく、小幌駅にように海岸に勧める道も無い。自由に行動できる範囲の狭さなら、この駅が一番小さいかも知れない。しかも熊が付近に生息していることもあり、むやみにあたりを散策することも控えた方がいいかも知れない。そんな駅だ。
線路沿。
駅標。
詰所は熊に遭遇した時の避難所として解放されている。待合室ではないらしいが、暇つぶし用であるのか、ギリギリ平成時代の雑誌が置かれていた。
駅ノートもここで書ける。室内は空気がこもっていて、なかなか臭い。換気した方が良い。
線路沿いには廃屋が一軒。
何故天井から紐が垂れているのか・・。いらない妄想はよしておこう。
本当に何も無い駅だ。道も無いのになんでここに駅があるのだろう。困った時は国土地理院地図を眺めることだ。昭和50年代の地図を見てみると、先ほどの廃屋の裏にも数棟家屋が建っていたようだ。道らしきものを伸びてはいるがどこに伸びているかは不明。が、歩いて尾盛駅まで来たという報告も上がっていることから、到達が全く困難だというわけでは無いのだろう。
車輪と記念撮影。顔出しはし無いが、自分の体をHPに挙げるのは初めてだ。
望遠で家屋を撮影。
列車が到着した。レールで激しく軋む音を立てながら。
今回は人生初めての車中泊の旅だった。帰りは付近の峠で、これまた初めての星空撮影をした。晴れてくれたため、なんとか星を捉えることができた。因みに、ところどころ心霊写真のようになっているのは、露光中に自分は動き回ったためだ。