令和3年8月6日
ボックスの奥に夏の海が見える。この先に、かつて日高本線の大狩部駅があった。水害被害で長らく休止となっていたが、令和3年4月1日付けで復旧断念とし、廃止宣言がなされた。
車も入れて撮ってみたくなった。
こちらが駅前だ。車の主張が激しくてごめんなさい・・・。
待合室。中は伽藍堂で何も遺されてはいない。直になくなってしまうことだろう。
遺されているホームと線路。
錆きった格納箱。
天気が大変よろしかった。
そして線路の向こう側を見てみると・・・。
ご覧の有様なのだ。今回廃線となった区間には橋梁も数多く存在しているが、その全てが水害で流されたわけではない。採算が取れている路線であれば、すぐにでも復旧できるレベルであろう。しかし元より赤字路線であったこの区間を、莫大な費用をかけて復旧してまで営業再開する体力は、悲しいかな、経営医側には残っていないのである・・・。至極真っ当な判断の結果の、現状なのである。
このあたり、何かの仮杭が打たれており、もしかしたら、近年中に線路が取り払われてしまうのかもしれない。その前に来れて本当に良かった。