【山形】山形に現存する最古の木造鄙び旅館、喜至楼!

令和5年10月27日

山形県を走る陸羽東線の駅、瀬見温泉駅の近くに、山形に現存する最古の木造旅館があるという。一部は明治に築造されているらしい。有名な鄙び界隈の人達の多くがここに泊まっては太鼓判を押しているので、どんなものか、と宿泊しに来た。
中央のアールがかかったデザインが美しい。こちらの建物は別館で、一部に大正期に建てられた部分があるらしい。増築もしているようで、恐らくこのアールがかかった部分は昭和建築だろう。
別館入口。
こちらは本館。堂々たる佇まい。中で別館とつながっている。
美しい。キュンとする。
丸い窓が可愛い。一階は浴場。
瀬見温泉街で一際目立つ外観だ。
地図。
夜の温泉街をてくてく。
吸い込まれる…。
今回泊まった部屋。
二つ並んだ布団の写真を上げる事に対し弁明したいんだけど、匂わせとかではなく、相手は父親か、高校時代からの友人(同性)なので安心して下さい。
この趣味やってて異性と出会えたことはありません。どうしようもなく非モテ野郎なので、怪しまないでね(´・ω・`)
電気を暗くするとまた良い雰囲気に。
恒例の深夜旅館徘徊。
いぃ…。
装飾が素晴らしい。
多分物凄い古い型の電話が置かれていたのだろう。
増築された結果、各階の高さが微妙に違うので、昔の日本の建築らしい、曲がりくねった廊下と沢山の階段がある。
だから、散策するのがとても楽しい。
避難はしご。
良い…。
もう大好きすぎるんよ。
本館入口部分。
かっこいい。
館内地図。
館内には旧字体時代の案内が沢山ある。
昭和25年…。
いつ頃のものなのだろう…。現存しているのだろうか…。
お草履。
当たり前のように俗字と旧字が使われている。
旧字好きには忙しい旅館だ。
洗面所。
大浴場。
そして散歩。
あらゆる装飾が豪華で楽しい。
昔の写真。
そろそろ部屋に帰って寝よう。
おやすみなさい。
朝。
洗面する。
朝の宿。
御手洗を済ます。あ、自分は男ね。
自炊場。
朝の温泉街てくてく。
かっこいい。
本館。
近くにある階段を降りると…。
温泉が!!無料で入れるらしい。でも、対岸から丸見え。
前評判に違わぬ素晴らしい宿だった。語彙力が崩壊する美しさと、歴史ある旅館のみが放てる、深夜のどくどくな寂寥感。これが楽しくて、鄙び宿巡りはやめられない。
令和6年8月27日にマール社から発売された人生初写真集「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」に掲載しております!
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