令和5年6月17日
平成元年に廃止された標津線。国鉄民営化からJR北海道になって数年で廃止された路線だ。この炉先祖には、緑の中に置き去りにされた廃ホームがいくつか残されており、そのうちの一つに上春別(上春別)駅がある。ちなみ、他にある平糸駅跡、光進駅跡は伝説級のお気に入りの駅なので、そちらも併せてみていただくと、いいかもしれない。
案内板には駅ノートの入ったケースがかけられていた。さすがに雨風を受けるため、カビが生えてしまっていた。
さて、ホームを見に行こう。道路沿いから数十m入っただけのところにあるので熊の心配は少なめだ(とはいえ、道内なので安全というわけではない。)
ホーム。どうだ、かっこよくないか?緑に浮かぶホーム。平糸や光進は木々が視界を遮っているがこちらは開けているため、観察しやすい。
こちらにも、最近駅名標が再現されたようだ。かつては地元住民からの嘆願によって駅の設立がなされた。
ホームのコンクリートの劣化は激しいようだ。
廃駅には、大記者駅舎が残っていて管理されている駅、風化を待つだけの小さな無人駅等、様々な形態があるが、こちらの駅は、アクセスは悪いものの、鄙び廃駅が好きな方には大変お勧めの駅である。