【宮城】震災復興、石巻駅

平成27年8月29日、再訪:平成30年8月5日

平成23年の東日本大震災の津波により甚大な被害を被った石巻。祖母の実家がここ石巻。

駅には、漫画家石ノ森章太郎の生み出した数々のアニメキャラクターが存在する。そんな賑やかな駅舎と駅前を過ぎた後、近くには小高い丘があり、長い階段が立ちはだかっていた。

丘を越え、海辺に出ると、復興作業中のダンプやトラックが激しく往来していた。使っていない道からは草が生え、付近は基礎むき出しの建造物跡が広がっていた。言葉を失った。ここにまた、人が戻ってきたならば、また来たい。


〜ここから再訪〜

3年ぶりの石巻駅訪問。

海の方へ行くと、まだまだ復興のための工事が続けられており、復興公園の建設も合わせてなされていた。3年前に見かけた舗装路は剥がされており、細かい砂利の道になっていた。

津波の被害を受けた工場は稼働をしている。震災でこの付近の多くの家屋は流されてしまい、多くの方の命が失われた。家屋は今では0と言っていいほど付近はだだっ広い空間になってしまっている。が、津波の被害に耐えた工場からは元気に煙が出ていた。女川駅で震災前後の街の航空図が載った本を見たが、石巻の街の変わり様を見てやはり絶句した。この付近は先の震災で一番の犠牲者が出てしまった地でもある。今後復興が進んでどこまで人が戻るかはわからないし、未だに祖母に石巻の話はできないでいる。

3年前には気づかなかったが、枯れ木と祠があった。

基礎だけ残った家には靴が放置されていた。

こちらは少し内陸に入り、津波の浸水を免れた地区。社宅や公務員住宅が建ち並ぶ。一部は廃墟化してしまっている。

公園。誰もいないはずだが、風になびかれて静かに揺れていた。

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