【静岡】蒲原の旧歯科医院、旧五十嵐歯科医院を散策!

令和5年12月14日、再訪:令和7年4月6日

祖父が生まれ育った静岡県旧蒲原町内で、昔の歯科医院が見学できる所があるそうだ。
ウナギの寝床のようになっているので縦列駐車必至になるが、無料駐車場がある。宿場町の雰囲気を味わうのと併せて来てみた。
外観。元々は町家だっといい、歯科医院を開業するにあたって大正3年に改築された木造建築。閉業後、建物が町に譲渡されて平成12年に有形文化財に指定された。

見学は無料。
旧字体。
さて、中に入ろう。
おぉ。
良いじゃないすか。一階が住居、2階が診察室だったという。診察室、1階じゃないんだ、って思った。まずは住居部分をてくてく。
電話室。電話が希少だった頃、電話が置ける家は限られており、地元の人が使いにくるため、このような部屋型に作られたそう。
外は洋風チックであったが、中は純和風。
薬箱。綺麗。
2階に登る。階段の奥にある部屋に行くの、細い板を伝っていかねばならず、中々怖い。
待合室だったのかな?装飾が綺麗。
そして奥には…。
格式高そうなお部屋。
こちらは診察室方面。
わくわく…。
日当たりが良い。
診察室。真ん中に机と椅子。
左端に歯科用の椅子。多分、当時はこれが中央付近にあったのだろう。
とにかく日のあたり方が最高で、めっちゃ良い感じに写真が撮れる。歯医者なのに、机と椅子が主役になるほど、良い配置だ。
歯科用の椅子も、ちゃんと撮る。
ありがたいことに、自分は歯医者に無縁なので、これがなんの器具かはわからないが、左のは、歯を取る奴かな?
医療機器を入れておくためのシカン瓶。壁に反射しているのも含め美しい。
投薬口。昔の医院の投薬口はとっても小さい。
ここもまた良い雰囲気。
この部屋には、本や道具が並べられていた。
昔の歯医者さん道具達。
レントゲンフィルム。
キュンキュンする。
これはちょっとびっくりした。
歯、歯、歯。
祖父譲りの歯の良さなので、ここに祖父は通っていなかったかもしれないが、実家がとても近いので、きっとこの歯科医院の存在は知っていたことだろう。
料金表。
思う存分撮影を楽しめた。
楽しかった。とっても良い空間。是非、立ち寄ってみてはいかがだろうか。

因みにこの写真をXに投稿したら、大反響を得た。

~ここから再訪~

再訪!
ひな祭りのお飾りの期間内であったので、賑やかな雰囲気だった。
電話室の中にも、人形が。
昭和や大正期の雛飾りが飾れていた。
こちらは大正期の雛飾り。100年以上前のものだ。
往時の2階の間取り。診察台は2つあったらしい。
診察室。この部屋に関して言えば、晴れていて光が差し込んでいる方がいいかな?
こちらは受付口?投薬口とはまだ別で存在していたのかな?
頓服薬の袋。数百枚以上が引き出しの中に残されていた。
歯、沢山だねぇ。
「五十嵐歯科医院」の名前が入った薬瓶。一部の人達に人気のお洒落アイテムだ。
みんな大好きな、たどり着くのが難しい部屋。
前回撮影できていなかった、部屋に行くために、板を広げた時の図。
それでも細いし、板が湾曲していて落ちてしまわないかビクビクした。
奥の部屋!旧五十嵐歯科医院は町家建築から歯医者さんとして改築され、しばらくした後に、元々3棟あった建物を合体させている。元々離れにあったお部屋を合体させる際、やむを得ずにこのような形で部屋をつなげたそうだ。その結果、このようなわくわくする入口になっているのだ!ここは子供部屋として使われていたそう。自分の部屋が、このような秘密基地みたいな入口だったらドキドキしちゃうなぁ(*´▽`*)

お部屋の中はこんな感じ。4畳一間。ここで執筆作業とか、捗りそう。
部屋から階段方面。もしここで、向こう側から板を外されてしまったら泣いてしまう自信がある。
でも、この秘密基地感が良いね!
近くにあった神社。桜が満開だった。
良いよね、日本って。何気なく見かけた景色さえ、綺麗だもん。
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