令和8年5月7日

徳島県美馬市穴吹町古宮長尾。国道492号を山の方へ進んでいくと、道沿いに古い建物が連なっている場所に辿り着く。山肌は濃い緑に覆われ、その中に、かつて商店などだったらしい建物が、道路に沿って静かに残っている。この空間だけ、時代感が明らかに異なる。

道はゆるく曲がり、それに沿って木造の建物が肩を寄せるように並ぶ。今は蔦や草に包まれているが、昔はこの一角、山間の小さな町として賑わっていたのだろう。

ありゃりゃ……。無人になってから、だいぶ長い時間が経っていそうだ。廃れているのが、ぎりぎり町並みとしてのまとまりが残っている。かつてはこの前を人が行き交い、店先に明かりが灯っていたはずだ。


どうなってしまうのだろう……。


「剣渓タクシー」の看板がある建物。木造三階建。かなり大きい。かつてはそれだけの移動需要があった。

良いっすねぇ……。


建物の脇には、謎の石段……。


古宮地区の人口は昭和43年に2,550人、昭和63年時点で500人、平成27年で80人まで減少した。現地でこの家の連なりを見ると、本当に生々しい。


通りの端には「かとう商店」。


橋の上から振り返る。簡易郵便局は現在も営業中。

日本だ…。


これ、便利だ。


悲しいが、こういう所は、どんどん増えていくのだろう……。