平成30年8月9日
花咲線にある秘境駅、初田牛駅。訪問してから幾日か経った後、平成31年中の初田牛駅の廃止が決まった。つまりはこのページも「秘境駅巡」の中に存在してはいるが、貴方がこの文章をご覧になっている年が平成の次の元号以降なのであれば、初田牛駅はもうめぐることは出来ないスポットになってしまっているであろう。それでは往時の初田牛駅をご覧下さい。夜について横に車をつけて寝たのだが、霧が深くて大変だった。8月の一番暑い時期だっていうのにさすがは道東、13度しかない。待合室に入って駅ノートでも書くか〜と中を覗いたところ、チャリで北海道を一周中である大学2年生が寝袋にくるまって寒そうにしていた。寒いですね〜、最近ずーっと雨ですね〜なんて会話をして自分は車に戻り、夜を明かした。
朝になった。相変わらずクソ寒い。冬用の上着を着ているのに寒いくらいだ。どうかしてる。朝もあたりは靄がかかっていた。
駅間道路。
待合室外観。
待合室内部。
待合室から見る駅前道路。秘境駅っぽさが出ていると思う。駅ノートがちょうど切れそうになっていたので新しいノートを置いておいた。チャリダーの方とお別れをし、自分も少し時間をおいて出発した。後になって調べてみたら、なんと昨夜話していた人とツイッターで相互フォロワーで、そんなこともあるんですね〜なんてツイッター上でも会話した。そういうつながりもあるから面白いものだ。後日、初田牛駅の廃止が決まってから、今度は初田牛駅の駅ノートを管理している方から連絡が来た。廃止報道がなされると、訪問客が一気に増え、駅ノートの嵐や盗難が多発するため、事前に自分が置いたノートを一時的に保管してくれるそうだ。この場を借りて、真っ暗なクソ寒い中待合室で会話してくれた大学生の彼と、駅ノートを管理されている方にお礼申し上げたい。ありがとう御座いました。