【青森】とんでもないほどの雪国旅情、津軽鉄道ストーブ列車!

令和7年2月25日

五所川原駅。3年前に一度やって来ていた。今回は、津軽鉄道のストーブ列車に乗りたくて再訪した。
雪がまだ多く残っている。
五能線で五所川原駅に着いたのは11時過ぎ。ストーブ列車が出発する12時までには時間があるが、とりあえず席だけは確保するため、切符を購入。
切符を求める人が列をなしていた。三連休の次の平日に来たのだが、やはり人気だ。
硝子に書かれた駅名は、旧字体だった。いつから使われているんだ…。運賃のほか、ストーブ列車への乗車券が1,000円かかる。去年くらいまでは500円だったという。人気になって、この金額でもお客さんが来るのだろう。潤うことは、良いことだ。
向かいにあるバス乗り場。
そして大好きなお蕎麦屋さん。
かけそば、400円。
沢山の人に愛されているお店。まさに旅情というのにふさわしい雰囲気。
時間が近づいて来た。
改札中。
皆そそくさと改札を潜って行ったが、自分は無人のこの空間を撮りたかった。
既に、旅情。
これから浴びる旅情に、耐えられるだろうか。
前回も見た廃列車。雪に埋もれていた。
こちらの客車がストーブ列車。
昭和23年製造の客車だ。
自分、これより古い現役の車両に乗った事がない。わくわく。
屋根には、煙突が付いていた。
そして、中。
今では廃車両として展示されているクラスの車両が、現役で使われている。興奮せざるを得ない。
出発を待つ。
網棚も健在だ。
座席は、何度も補修されていた。ここに、長い年月愛されている事がうかがえる。
車内では、スルメや青森のお酒が販売されている。
一両につき二つだるまストーブが置かれている。
そこで、こんなふうにスルメを焼いて出してくれるのだ。凄く良い!
ボックス席で写真を撮りつつ外を眺めていると、向かいに座った女性から、スルメとお酒、いりませんか?とありがたく頂戴することにした。向こうさんも一人で来ており、あぁ、旅ってこれが良いんだよなぁ、と会話を楽しんだ。
これ、現役なのが最高に良い。
勿論、最新の車両と比べたら、乗り心地は良くないかも知れない。
でも、75年以上前も前の旅人と同じ車両で旅情を得る事ができるのは、何にも代え難いものだと思う。
良いっすねぇ( ´∀`)
切符。
床は木製。一部の市電等を除いて、全国で見ることはほぼない。
デッキに移動する。
窓ガラスがないので、遠ざかるレールを楽しむ事ができる。
昔は当たり前だったのだろうが、この景色は今や新鮮だ。
とんでもない鉄道旅情、雪国旅情を味わせてくれた。
なるほど。これは最高である。

お気軽にフォローください!
>人生初商業誌発売!

人生初商業誌発売!

人生初!単著での商業誌が、マール社様から発刊されました!! 題名は「一人旅研究会・ノスタルジック写真集〜日本のなつかしい風景を旅する〜」です!
全国の書店にて購入可能です(*´꒳`*)
漫画やイラストの背景を描く際の模写等にも使用できます!クリエイターの方々にも、懐かしい日本を旅したい方にも楽しんでいただける、新しい形の写真集です!
ノスタルジー、一緒に感じませんか?

CTR IMG