【鳥取】竹林を駆けた旧倉吉線と泰久寺駅跡を散策!

令和4年9月2日、再訪:令和6年9月9日

昭和60年に廃止された国鉄倉吉線は、鳥取県内を走っていた。その一部区間に残される線路がとっても良い雰囲気なのでやって来た。観光地化されているため、駐車場が整備されるほどだ。
土日の日中に来たら人が多そうで嫌なので、平日金曜日の朝7時という、まず人がいないであろう時間帯を選んで来た。地元民だからできる荒技である。…いや、違った、北海道からわざわざ来てるんだった…。写真からも分かる通り、線路の上にコンクリートで道が整備されており、廃線だという事がすぐに分かる。
線路にガードレールなんかもあった。
駐車場から7分ほど歩くと駅跡に着く。私有地のため車両立入は禁止されている。
泰久寺(たいきゅうじ)駅跡だ。駅前には敷地が広い家が建ち並ぶ。商店のようなものは見かけない。
駅名標。
線路は遠くまで続いており、これだけ見ると現役の駅のようにも見える。
さて、廃線散歩してみよう。
「溝あり」の注意看板。勿論列車用ではない。ここを歩く人用に、鉄道デザインで作られたものである。雰囲気を壊さない、粋なデザインだ。
駅が遠のいていく。
大木が線路ギリギリまで根を伸ばしている。廃線となってからの年月の長さを感じる。
さらに進むと竹林に。緑が深い。あいにくの雨だが、陽射しによるコントラストが生まれない分、深い緑を楽しめる。
そしてこの廃線の1番の見どころと言っていい、線路に生える竹、が出くわす。
現役路線ではあり得ない不思議な光景に惹き寄せられる。
前は三本立っていたが、最近一本朽ち果てたらしい。
それを説明する看板があった。全部枯れてしまっては悲しい。いつまでも、この美しい竹林線路が残っていて欲しいと思う。

~ここから再訪~

前回は雨の中での訪問であったが、今回は晴れである。どんな色が見られるかな?わくわく!
廃線沿いには、夏が続いている。
あぁ…。
田園地帯と廃線。
吸い込まれる。
案内看板が増えていた。どうやら前回訪問後に更に一本竹を伐採したらしい。
なので、レール状に生えている竹は、それぞれ少し離れつつも2本。
前回よりも、明るく撮れている。カメラを変えて、暗所に強くなっただけかも知れないが。やはり奥深い緑に、心が包まれていく…。
静寂に伸びる廃線。美しい。
帰り道。駐車場まで歩く。やはり夏が広がっていた。あぁ…旅情…。
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