令和3年8月8日
突然ですが、これは道です。捨てられた車ではありません。夏の廃墟巡りは時にして、廃道を進んでいかねばならないため、車の底を打たないか、沼地にタイヤが飲み込まれ動けなくならないか、細心の注意を払って進んでいく。夏は虻だらけで、一度車の扉を開けようものなら、大変な地獄と化すので、好ましいものではないが、廃×緑に出会うため、頑張ってやって来た。
屋根の抜け落ちた炭鉱施設。遺跡感が凄い。昭和11年開山、昭和39年閉山であった。
ホッパー跡までは、大変な藪漕ぎとなることが目に見えており、構造物自体は見えてはいたが辿り着くまでの装備が足りず断念。手持ちの装備で行けるとこだけ見て回った。
これはお気に入りの写真。
センサーサイズAPS-Cのカメラの10mmで撮っているため、フルサイズ換算で15mmだ。こう言った場所は、超広角で撮りたくなるので、対角魚眼レンズやフルサイズカメラを導入したくなる。
近い将来、人々の記憶から消えてしまう場所に感じた。往時は、付近の小学校の児童数が1000を超えていたという、大きな街であったというのに。文明の儚さを感じる。