【山梨】昭和52年の閉院当時の面影残す旧杉浦医院!

令和6年5月2日

地方病の撲滅に大きな功績を果たした医師が勤めた昔の医院が、甲府の近く、昭和町に保存されている。
医院の入口。見学料は200円。
可愛い字体。
一部の展示パネル等を除き、昭和52年に閉院した当時そのままの物が残されている。
各部屋には右から読むタイプの旧字体時代の札が。
手術室。元から黄金色だったのか、日焼けでこの色になったのか気になるところ。
看護婦室。最近は看護師さん、っていうよね。
さて、各部屋の中を見ていこう。
薬瓶みたいなのとかビーカー、シャーレがずらり。
洗面器。蛇口が面白い形をしている。シャワーみたいに広がって水が出て来ていたのかな?
廊下。建築は昭和4年。個人から昭和町に売払され、平成22年から見学が可能になっている。
そして、平成24年に国登録の有形文化財に指定された。
白のタイル張りの床が美しい。
この机で診察していたのかな?
陽当たり良好だ。
他にも机があった。書斎かな?
磨りガラスの一部が水色でおしゃれ。
パナソニックの旧社名の箱。整然としすぎず、当時の雑多な様子も垣間見れるのが良い。
調剤室。劑の字が可愛い。
内部。
昔使われていた器具が置かれている。裏手には玄関があ流ので、位置的に、受付も兼ねていたのであろう。
天秤で重さを測る分銅。分銅って単語、10年くらいぶりに使ったかも。
目を引いたのは、薬瓶がずらりと並んだこちらの棚。
沢山の薬瓶が並べられていて興奮する。逆光かつ反射が凄くて撮りづらかった(´・ω・`)
ここから必要な成分を取り出して、天秤で測って調剤していた。
廃医院ではお馴染みの毒薬表示。毒薬は、致死量がいたって少ないものを指す。だからといって、僅かでも毒になるかといったらそうではなく、れっきとした薬として用いられている。その分、分量を誤って調剤してしまうと大変なことになってしまう。
極量表。
種類ごとに、1日、一回の分量で超えてはならない量が並んでいる。
休診日に外にかけていたであろう札。閉院から半世紀が経とうとしているが、地方病の研究に精を出した医師が勤め、また、歴史的にも価値のある医院。甲府に寄った際は是非、見学に行ってみてはいかがだろう。
お気軽にフォローください!
>電子書籍販売中!

電子書籍販売中!

一人旅研究会管理人がこれまでに行ってきた日本国内のいい場所を街歩き・秘境駅・温泉の3編に分けて電子書籍にて紹介しています!
また、大学4年、学生最後の夏休みに敢行した日本一周編、ジオラマ制作をまとめたジオラマ編も好評発売中!

〜日本全国ノスタルジック散歩シリーズ〜
・散歩編
・秘境駅編
・日本一周編
・ジオラマ編
・温泉編

CTR IMG