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令和6年8月27日、初商業誌「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」がマール社から刊行されました!
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【山梨】昭和52年の閉院当時の面影残す旧杉浦医院!
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甲信越(散歩編)
令和6年5月2日
地方病の撲滅に大きな功績を果たした医師が勤めた昔の医院が、甲府の近く、昭和町に保存されている。
医院の入口。見学料は200円。
可愛い字体。
一部の展示パネル等を除き、昭和52年に閉院した当時そのままの物が残されている。
各部屋には右から読むタイプの旧字体時代の札が。
手術室。元から黄金色だったのか、日焼けでこの色になったのか気になるところ。
看護婦室。最近は看護師さん、っていうよね。
さて、各部屋の中を見ていこう。
薬瓶みたいなのとかビーカー、シャーレがずらり。
洗面器。蛇口が面白い形をしている。シャワーみたいに広がって水が出て来ていたのかな?
廊下。建築は昭和4年。個人から昭和町に売払され、平成22年から見学が可能になっている。
そして、平成24年に国登録の有形文化財に指定された。
白のタイル張りの床が美しい。
この机で診察していたのかな?
陽当たり良好だ。
他にも机があった。書斎かな?
磨りガラスの一部が水色でおしゃれ。
パナソニックの旧社名の箱。整然としすぎず、当時の雑多な様子も垣間見れるのが良い。
調剤室。劑の字が可愛い。
内部。
昔使われていた器具が置かれている。裏手には玄関があ流ので、位置的に、受付も兼ねていたのであろう。
天秤で重さを測る分銅。分銅って単語、10年くらいぶりに使ったかも。
目を引いたのは、薬瓶がずらりと並んだこちらの棚。
沢山の薬瓶が並べられていて興奮する。逆光かつ反射が凄くて撮りづらかった(´・ω・`)
ここから必要な成分を取り出して、天秤で測って調剤していた。
廃医院ではお馴染みの毒薬表示。毒薬は、致死量がいたって少ないものを指す。だからといって、僅かでも毒になるかといったらそうではなく、れっきとした薬として用いられている。その分、分量を誤って調剤してしまうと大変なことになってしまう。
極量表。
種類ごとに、1日、一回の分量で超えてはならない量が並んでいる。
休診日に外にかけていたであろう札。閉院から半世紀が経とうとしているが、地方病の研究に精を出した医師が勤め、また、歴史的にも価値のある医院。甲府に寄った際は是非、見学に行ってみてはいかがだろう。
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