【千葉】坑口が一部閉鎖した島戸倉隧道!

令和4年12月28日

JR内房線浜金谷駅前を走る国道127号線を、駅から北に700mほど行ったところの脇道に、不思議な隧道がある。国道の旧道として使われていた道に、目的の謎隧道がある。
脇道に入って徒歩30歩。なにやら、既におかしい。公道は普通、官有地であるが、公道に見えている部分はどうやら私有地らしい。だって、デカデカと地面に書かれてるもん。「私有地」って。
驚くべきが、今回見たかったこの佇まい。坑口の半分以上が閉鎖されている。私有地を表す橙線上にあるため、コンクリート壁で塞がれている部分は他人が許可なく入ってはいけない空間だ。私有地が何故トンネルの一部に…?どうやら、現道の改修に際し、一時的に旧道の島戸倉隧道を拡幅したが、公共事業による土地の収用は行わず(認定降りず?)に私有地部分に広げたため、今ではこうなっている。恐らくは一時使用時は何かしらの契約を結ばれていたものと思うが、並行して立派な隧道が通っているのだから、道路管理者側としては、なくてもいい土地に対して契約を続ける理由もないので、私有地部はこのように使えなくしたのであろう。かなり斬新な方法だ。
中はこのようになっている。やはり、橙線が引かれている。軽自動車であれば、何とか通行できるかも知れない。
中で、更に狭くなっている。
何ともシュールだ。
反対側の出口もやはり謎の光景が続いている。道路の半分が自然に還っている。権利関係のいざこざは、色々な景色を生み出す。そのような背景は置いといて、とても不思議な隧道、じゅるり…。
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