【北海道】根室本線の代行バス区間駅、落合駅を散歩!

令和3年7月4日、再訪:令和4年7月25日

平成28年の台風10号は北海道の様々なインフラを痛めつけた。高速道路の法面が崩落する等の被害を受け、鉄路においてもここ根室本線に甚大な被害をもたらした。以来、落合駅に列車は来なくなってしまった。

現在は代行バスでの運行がなされており、駅舎はバスを待つための待合室として使用されている。

待合室。平成20年代後半の駅利用者は1日5人程度であり、鉄路を復旧させるよりも代行バスでの運行を続けていた方が維持費は安く抑えられることだろう。このまま廃線になる可能性が大いにあるということを意味する。

時刻表。

駅ノート。

ホームをのぞいてみる。列車が来なくなってから5年が経過しようとしており、緑に侵食されつつある様子がうかがえる。

この駅の行く末は・・・。

鉄骨に囲まれて。

一応現役の駅であるが、実態は廃駅予備軍の駅である。今後どのような展開になるのか注目されたい。

〜ここから再訪〜

道東方面へ行く事があったので、帰り際に立ち寄った。上富良野町に位置する落合駅は、分類的に道北に属するが、全然道北感はない。
夏すぎて暑い日の、列車が来ない駅のホーム。
駅前道路。
根室線落合駅前の通り沿いにある建物が、夏を欲しがる僕の心にグサグサ刺さってきた。
先へ歩いていくと、跨線橋があった。
跨線橋の階段を登ると、夏が広がっていて、郷愁の念を抱かずにはいられなかった。
そう遠くない過去、平成28年まで、ここを列車が走っていた。
ホームで落ち合うことが出来なくなった、もう直廃駅となる落合駅。
最早何処に線路が分からなくなっているのに、未だその看板は、当時与えられし使命を果たそうとしている。
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