【大分】大石峠の廃隧道を散策!

令和5年11月26日

国道212号線のうち、大分県日田市区間内に奥邪馬トンネルがある。この旧道区間に、大石峠があり、車両通行止めになって久しい隧道がある。写真は、国道212号線との分岐箇所。左の上り坂を進んでいく。
大石峠は「おしがとう」と読むらしい。難読だ。峠の「げ」も発音不要なのが面白い。
しばらく歩いていくと、車一台の幅の細い道になる。こんな道が昔国道だったのか?と調べてみたら、奥邪馬トンネルの開通により、国道指定されたらしい。
かっこいい。
途中から道が荒れ狂い始め、看板が出ている頃には、既に廃道たる雰囲気をバチバチに感じられる空間に。
この薄暗さが堪らない。
車両通行止なだけで、歩行は禁止されていない。坑口付近は物凄い勾配だ。恐らく土砂が溜まり続けているからであろう。隧道の天井高もかなり低くなっているように見受けられる。
ぽっかりと空いた穴に吸い込まれていく。
隧道自体は延長70m程で、そこまでの長さはない。明治期に造られたという。
写真では伝わりにくいが、元々の道路の高さとかなりの高低差がある。
反対側の坑口の先に秋が見えていた。
かっこいい。
車がここを通っていたとは、俄かには想像し難い。
自然に飲み込まれつつある隧道は、今日も密かに、探索者の訪問を待っているようだった。
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