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令和6年8月27日、初商業誌「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」がマール社から刊行されました!
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【静岡】長い隧道の先の廃集落、夏焼集落跡を散策!
【静岡】長い隧道の先の廃集落、夏焼集落跡を散策!
北陸・東海(散歩編)
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北陸・東海(散歩編)
令和5年5月1日
「夏焼集落」。この字面だけでも、旅愁感じる良い景色が広がっているのではないかと感じるかもしれない。この集落は飯田線大嵐駅の近くにあり、駅から1km以上もある細い隧道を進んで更に急斜面に伝わる階段を登った先に存在する。平成27年に最後の住民がこの地を離れ、無人化した。隧道を出て左側は廃道、右側が集落に続く道。写真は左側の、ガードレールによるバリケード。
なぜが山崎パンのトラックコンテナが。
まずは廃道区間を少し歩いてみよう。バリケードの先は、初っ端から落石により路面が覆われている。
落石注意の標識が。既に、大量に落石している…。
ここまで標識の意味を明白に伝える状況はそうそうないだろう。
少し先に、だいぶ古そうな廃車。
ガードレールに寄りかかるように、息を潜めている。ライトもなく、既に屍のようだ。
フェンダーミラー。
運転席周りには、太い幹が絡みついていた。
自家用らしい。
さて、集落の方に行ってみよう。と言いながら滝を撮っている。既に15分くらい経過している。これでは(在ってないような)旅程が崩壊してしまう。
集落に続く階段の手前には、飾られているのか?と疑ってしまう状況の廃車両が。
だって崖の上に車体の半分以上がせり出しているんだもの。どうゆう状況なのかパッと理解出来ない。
どうやら木材が下に張られて、それを支えにしているようだが、いつの日か重さえ耐えきれず朽ちて崩れ落ちゆくんだろうなぁ…
さて、ここから登る。天気がいい。夏が待っている。
こちらはモノレール。夏焼集落では焼畑を行いつつ農作物を作って生計を立てていた。人が離村した今でも、茶畑は今も使われている。
そして、ご覧の石段をこれでもか!というほど登る。夏真っ盛りの時期に行ったら汗だくだくで敵わなそうだ。
昭和初期には70人ほどが住んでいた。
この辺りに、家屋が建ち並んでいたのだろう。
勿論、すべての家屋が無くなっているわけではない。
コントラストが良い。気温も20度弱のちょうど良い感じだ。
納屋だろうか、潰れてしまっていた。
集落の一番上の方を目指す。
進んでいくと、半ば雑木林のようになるが、神社が存在する。
少し歪んでしまっている。
鳥居。
その前をモノレールが横切り、あまり見かけない状況を作り出していた。
しかし、この石段が良い味を出している。また、湖かと見間違うほどに大きな天竜川を見下ろす場所にあり、川向かいは愛知県だ。
自転車が投げ棄てられていた。
この地には沢山の人が住んでいて、たくさんのエピソードがあった事だろう。自分は語り部でも民俗学者でもないので、昔の生活を事細かに調べるつもりはないが、この集落の持つ良い色を、写真として残しておくこととする。
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