令和3年6月26日
宗谷本線の士別と名寄の中間にある瑞穂(みずほ)駅。夜になってしまったが、駅ノートを書きにやって来た。列車の本数は1日上下4本ずつのみ。待合室は昭和53年に地元有志によって建てられた。近年の1日の利用者数は平均3名程度となっている。つまり、1日4本往来する列車にそれぞれ1人以下しか乗降者がいない計算となる。
待合室の電気は点かないため、持参していた明かりを頼りにノートを書く。
普通列車こそ少ないものの、特急列車の通過は割と多い。
夜のホーム。
一寸闇は先。新月の時期であれば、天の川の鑑賞もできそうだ。
白い無数の点は満天の星ではなく、夜の明かりに誘われた小虫たち。
暗闇に浮かぶホーム。
北海道でよく見かける簡易的な板張りのホームは、昼にはノスタルジーに、夜はSFチックに見えるのだ。