【北海道】使われなくなった室蘭本線の栗山トンネルを散歩!

令和3年5月9日、再訪:令和4年9月22日

 

突然であるが、上の写真に違和感を覚えないだろうか。そう。ここは道路ではなく線路だ。車が線路と平行にいる状態がまずあり得ない。しかし安心してほしい。列車が通ることはない。ここは平成2年に土砂崩れが起きた後、使われなくなった室蘭本線の旧線部分だ。車でここへは容易にくることができ、栗山トンネルの前には親切に駐車帯があるため、そこに置いて歩いて登ってくるのも良いが、付近の道路と線路が立体交差している脇から伸びている未舗装路を登っていけば、ご覧の廃線部分に直接行くことができる。

 

このトンネルを先へ進むと、土砂崩れ区間まで行くことができるのだが、単に真っ暗な空間が広がるのではなく、陽が差し込んでなかなか幻想的な空間が広がっているというのだ。

 

まずは200mほど、まっすぐな通常想像するようなトンネルを歩いていく。外からの光は差し込んではいるが、懐中電灯はあったほうが良いだろう。とまれ、という看板があるが、立入禁止とは書かれていない。おそらく保線用の看板であろう。

 

そして、トンネルの内部にはなぜか足場が組まれており、これが来訪者にとっては良い展望台になっているのだ。

 

上から覗いてみる。確かにこの角度でトンネルを見ることはあまりできない。

 

そしてここから先が光の差し込むトンネル。

 

おお、美しい。使われなくなってから30年近く。やや風化し始めたコンクリートが美しい。

 

トンネル内にはつい先日、何者かが立ち入ってここでバーベキューをした跡が・・・。持ち帰ってくれぬだろうか・・・。あと数日もしたらこの一帯は悪臭で包まれていること間違いないであろう・・・。

 

気を取り直して先へと進む。

 

おぉ〜〜絵になる。美しい。

 

そして土砂崩れ区間。

 

土砂を登って上からのアングル。

 


〜ここから再訪〜

緑が生い茂る時期に来たら、5月に見た景色とどのくらい違うのか気になった。結果から言うと、隧道内まで転がって来るほどのスペースはなく、ちょっと緑が多いかな?くらいの印象にとどまった。
こんなに暗くて砕石が敷かれている場所までわざわざ緑も生えようとはしないみたいだ。
ともなると、撮れた写真は前回と同じようなもの。
変わったのは自分の編集の味付けくらい。
美しいことに変わりはなかった。

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