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令和6年8月27日、初商業誌「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」がマール社から刊行されました!
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【秋田】未完成の骨組み廃墟、寒風山ロッジ跡!
【秋田】未完成の骨組み廃墟、寒風山ロッジ跡!
北東北(散歩編)
廃屋
,
秋田
北東北(散歩編)
令和4年5月1日、再訪:令和6年6月9日
今回訪れるのは秋田県男鹿半島の付け根の部分にある、寒風山の麓にある謎多き廃墟だ。 どうやら宿泊施設を建てようとしたが、未完成のままそのまま廃墟になってしまったと言う場所だ。
未完成なので、残留物は無いに等しくただ悲しく骨組みだけが残っている状態だ。しかしその骨組みの状態が非常に美しい。
35ミリ換算で 15ミリのレンズで撮影をしているが、もっと広くもっときれいに撮りたいと思わせられる空間だ。
中央に見えているのは、 ホテルのロビーなのだろうか。自分が今立っている所が一体何の空間なのかもわからない。 少なくとも前の写真の場所も含めてこの辺は床ではなく土なので、車寄せだとか、 そういう空間であると思うが、それにしては屋内の面積がやけに小さく、部屋は各階で多くても5つほどで、それが3層か4層で成り立っているように見えることから、宿泊施設だとしても、それほど大きな建物ではないことがわかる。
2階より上に上る階段等は見受けられないため1階だけを散策するにとどまる。
水回り関係の施設が伴っていないことから、建物を建てたはいいものの、電気水道等の細かいところまでは行き着かずに計画が破綻してしまった建物であると予想できる。
鉄骨やコンクリートが基礎となった建物であるが、天井や壁には木材が多く使用されている。
ここまでにふんだんに木材を使っているんだから、おそらくこのドーム状の空間も、何かしらとても素敵な空間になる予定であったはずだ。
しかしその夢は必ずご覧のような状況になってしまっている。豪雪地帯であることを考えると、この建物はそう遠くない未来に全てが朽ち落ちてしまうだろう。 このサイトでの場所の明言は控えるが、ちょっと調べてみれば県道55号線から 1分ほど歩いただけでたどり着ける、 到達難易度としてはかなり簡単な廃墟であることがわかると思う。気になっている方がいれば、崩落する前にその目で確かめてみるのはどうだろうか。
~ここから再訪~
新緑茂る6月の男鹿半島を訪れた。であれば、再訪したかった寒風山ロッジに行きたい、と再訪した。
どうだ、この圧倒的緑と度迫力!!これだ!これが見たかったんだ!!
カメラを変えて、コントラストに強くなった上、フルサイズ11mmの魚眼レンズを手にしたことで、前回撮れなかった画角の写真が撮れる撮れる。おお、感動だ。
そして、この建物の用途が不明なのは変わらない。
生成AIだと疑われてしまうかもしれないほどの、没入感がある。
「退廃美」の頂点に君臨していそうな光景だ。
謎の水没階段。地下にはどんな空間があったのだろうか…。
いつ倒壊しても後悔がないように、ここに来ることができて良かった。本当に大好きな空間だ。
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