【福島】磐越西線の上野尻駅を散策！

南東北（駅編）

令和5年8月11日

いわき（磐城）から越後までを結ぶ磐越線は、会津若松以西を磐越「西」線と呼ぶ。この路線一帯は豪雪地帯でもあり、厳しい環境であるが、夏にはSLが運行されていたりと、楽しい路線でもある。今回はそのうちの、上野尻駅周辺を散策した。駅周辺の道路は、消雪パイプから流れた液体の成分によって、道路上が茶色く変色していた。雪国特有の光景だ。とはいえ、以前住んでいた北海道には消雪パイプがないので、このような道路は見たことがない。氷点下10度以下の世界なので、そのタイプの融雪剤を撒こうものなら、道路がたちまちスケートリンクになってしまうためだ。
雪国の夏を歩く。
良い天気だ。この駅周辺を歩く予定はもともとなかった。でも、近くに来てみたら良い色していたので、思わず足が街の方へと向いてしまったのだ。
どうやって使うのかわからないタイプの給油所。車で行けば、多分、すぐそこの商店から人が出てきて操作してくれるのだろうが。
駅前。
駅。燕が巣だったらしい。おめでたい。
窓口。
ホームに進む。
夏だ…。
旅したくなる…。
絶大な郷愁に心を射抜かれて悶絶している。
夏よ、終わらないでくれ…。
誰もいなくなってしまったのではないかと錯覚するほどに静かな街を、一人気ままに歩く。誰にも何も言われない、幸せな時間。
呉服店と路地。
少し外の方に行くと、大自然。あの道の先を知りたくなって、死にたくならない？伝わるかな、この感情。
ああ、もう好き…。夏、大好き…。
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