令和2年4月29日

MT車運転練習2回目の途中でやって来た。今回は郡山を出発してから猪苗代湖の北側を通り喜多方、会津若松方面に南下して猪苗代湖の南側を通って郡山へ戻る、大きめの猪苗代湖一周だ。

その途中で、かつて国鉄日中線の終着駅であった熱塩駅へ立ち寄った。日中線は喜多方駅からここ暑塩駅を結ぶ12km弱の短い盲腸線で、昭和末期に廃線となった。線路の通っていた名残は地図上で残ってはいるが、熱塩駅車以外で色濃くその存在を懐かしむことができる箇所は少ない。(一部自転車道として整備されているところもある)

関東からは1ヶ月遅れての桜の満開が訪れるところで、4月末の訪問時にはご覧のように桜が綺麗に咲いていた。木造の駅舎で、熊本南部を思い出させてくれるような温かみのある駅舎だ。

ホーム側には大きな「熱塩」の木板が。

コロナウイルスの関係で扉には鍵がかかって中には入れないが、木造客車の展示もなされている。

状態はかなり良さそうだ。

かつてはここを鉄路が通っていた。

桜散りだす季節。


本当に桜とよく合う駅舎である。

ここに来る最終列車はどんな気持ちであっただろう。

駅前道路。来年の今頃は、僕はどんな僕になっているだろうか。