【青森】旅情が溢れる山奥の非電化温泉、青荷温泉に宿泊!

令和3年10月31日、再訪:令和6年7月21日、再再訪:令和7年2月24日

青森県西部に位置する黒石市。市街地の東側に広がる山奥に、電気が通っておらず、夜は灯油ランプのみによって照らされる温泉宿がある。敷地内は紅葉の盛りであった。
客室。今回泊まるのは離れの棟だ。
窓からは紅葉を眺めることができる。最高だ・・・。
灯油ランプのみに照らされる廊下。・・・といいたいところだが、奥には緑色の非常口案内灯が灯っていた。こちらは電気が使用されている。基本的に電気はないが、緊急のために自家発電によって一部の電気は賄えるようになっているらしい。ちなみに通信は一切不可能。

ランプ。南国育ちの人にとっては、慣れない灯油の匂いが辺りに立ち込めるため、クラっとするかもしれない。

美しい。
さて、夕飯の時間だ。
夕飯。白ごはんと「けの汁」(味噌汁みたいな物)はおかわり自由だ。野菜たっぷりでおいしかった。
夕飯後はしばし散歩する。手袋とマフラー必須だ。星空が綺麗だった。天の川も確認できた。しかし、星空写真のいい構図は思い当たらなかった。
部屋に戻る。正直、ランプの灯りだけではかなり暗い。戦前の人達はこのくらいの暗さの部屋で夜を過ごしていたことだろう。
お待ちかね、温泉に入ろう。合計4箇所にあり、うちひとつが露天&混浴だ。
こんな温泉があったりするが、一番のお気に入りは、
ここだ。
夜に独り占めする至高の温泉。贅沢すぎて言葉が出ない。
全てが美しい。しかし、夜は暗くて写真が思ったように撮れなかった(というかiPhoneで撮ったのでもはや載せるレベルにも達していない…)。朝風呂で再撮影を試みよう。ストーブを焚いて暖まった部屋にて就寝。朝方は少し冷えたが問題になるほどではなかった。
そして朝、温泉・・・。ゴクリ・・・。
なんだこの幸せ空間は・・・。平日の疲れが解され、幸福度が爆上がりしていく・・・。
全く逆の意味に読み取れる青森弁。

~ここから再訪~

物凄い野湯である二庄内温泉に来たのに併せ、青荷温泉へ再訪問することにした。
前回は紅葉の季節。緑と雪の季節にも来たいと思っていた。また、今回はもう一つの目的もあった。
というのは、令和6年8月に、自身初となる単著での写真集「一人旅研究会・ノスタルジック写真集」(マール社)から刊行することとなり、その中に、青荷温泉から許可をいただいて、写真を掲載しているのだ(詳細は当記事下の方にあります)。
まだ発売前ではあったが、直接お礼がしたかったのだ。
無人時の撮影許可をいただいて、露天風呂をパシャり。
良いっすねぇ(*´꒳`*)
そして、一番大好きな健六の湯。
窓から見える緑…。良すぎる…。またここに来ることができた。絶対に冬の青荷温泉にも行ってやる…!
今回は日帰り入浴での訪問だったが、他の3つの風呂も合わせて600円で入浴できちゃうのだ。最高だ♨︎
本箇所は、令和6年8月27日にマール社から発売された人生初写真集「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」に掲載しております!

動画も頑張って作ったので見てね!


~ここから再再訪~

もうね、冬の青荷温泉が見たくて、前回の訪問から半年で、来ちゃいましたよ。

弘前駅から弘南鉄道に乗って、終点の黒石駅に向かう。

日本有数の豪雪地帯。窓の外は雪国旅情に溢れていた。
ドップラー効果で、踏切の音が高くなって低くなる。
そして、黒石まで僕を運ぶ。
黒石駅前には、青荷温泉行きのシャトルバスが待ち構えていた。
この季節は自家用車で宿まで行くことができないため、バスに乗っていく必要がある。
バスに揺られて50分ほど。宿に繋がる一本道は、バスの車高ほどまで、雪が積もっていた。
そして、たどり着いた。
その柱だけで支えきれるのか?と不安になるほどの雪の多さだ。
この辺は前回と変わらず。
帳場。
敷地内はこんな感じの配置。
今回宿泊したお部屋。
今晩は、ここで人生を考える…。
そして、即座に風呂に入りにいく。撮影許可を取って他のお客さんが入らない間に行ってしまう。
そして、待ち焦がれていた光景。もちろん1人。
この空間の雪見風呂。やはり凄かった。感動して目が潤んだ。
今日はこの温泉に浸かり放題なのですね…(*´꒳`*)
良いっすねぇ(*´꒳`*)
他に人が来てしまう前に、あらゆる角度から、動画も含め撮影する。
この時間帯だと、まだランプの存在感はそこまでではない。
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夕飯まで時間がある。受付脇にあるスペースへ。
そこに本棚があるのだが、よくよく見ると…。
自分が書いた本「ノスタルジック写真集」と、寄稿した旅行読売がちゃんと置かれているではないか…!ありがたや…。どちらでも青荷温泉の写真を掲載している。
訪問者用のノートもあったので、書き込みして記念に一緒にパシャリ。
ノスタルジック写真集には紅葉の写真を、旅行読売には夏の写真を載っけた。冬の写真も何かの書籍に載せられればなぁ!
売店。
手作りのものが色々売られている。
自分がお土産を買うことは滅多にないのだが、唯一青荷温泉では、じゃがいものぬいぐるみを訪問する毎に買っている。一つ110円で、手のひらにおさまるほどの可愛い大きさだ。今回で三つ目の購入である。可愛すぎて、パソコンの上に置いている。買った当初は灯油の匂いが染み付いているので、自宅でも青荷温泉を思い出す事ができる(石油ストーブ使っている家庭だとそうはいかないが…)
部屋に戻る。お茶を飲む。
ランプのお宿。
外は冬。
露天風呂などは湯量低下により使用できなくなっており、そちらへ通ずる道はご覧の状況だった。
改めて、すごい雪の量だ。
少し暗くなってきたので、また風呂に入る。
この時間も、どうやら独泉のようだ。
先ほどよりも、ランプの存在感が増している。
癒されますなぁ♨️
静かに揺れる水面に、雪景色が反射する。
お次は夕飯。
いわな。
ご飯のけの汁はお代わりし放題。
美味しい!
ぐつぐつ。
そして、夜。21:30〜22:50まで静かに入る。この時間中、他には誰も来なかった。最高。
一人、夜に沈む。これに勝る幸せは、中々ないと思う。
独泉するには何時頃に行けば良いかは食事会場を見渡して判断した。男性は10人くらい居たが、うち5人はカップルで来ていたので、夕飯後しばらくは風呂に入る可能性があるが、浴衣を着ていたので夜通し入ることはないだろう、と判断。一人旅の人が自分の他2人いたが、夕飯にお酒を飲んでいたので、入ることはなさそう。そして、男性二人組がいたのだが、この人達が温泉ガチ勢であるならば、かち合う可能性があった。が、嬉しくも杞憂に終わった。
青森、東名阪、台湾、韓国からの来訪が多いようだ。
ここからは、館内で見つけた津軽弁。朝と夜。
洋式便座。
台所。
温泉。
何を言いたいかは伝わる。
こちらは内湯。
こじんまりとしながらも、雰囲気は最高だ。
ぬるま湯なので、延々入っていられる。
そして、健六の湯。内湯よりは温度があり高いが、40度ほどなのでこちらも長湯しやすい。
魚眼レンズで。
到着した手で入った時と陽の差し込み方が違うので、午前中の方が明るく見えそうだ。
もうね、言語化するのさえ不要な美しさ。
最高でしかない。
朝ごはん。
そして、出立。

記念写真。青荷温泉、やはり、好きだ。
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