平成27年9月4日
木造駅舎が立派だと聞いていたため下車した。次の電車までは3時間ある。駅舎の中にはかつての駅長室を改装したレストランがあるらしい。閉店時間まで2時間であったため、駅周辺を散策する前に早目の夕飯を取ることにした。店に入ろうとしたその時、「今日はもう閉めますので」と言われてしまった。呆気にとられている間に店を閉められてしまった。おい!この駅に他にご飯屋さんなんてあるのかよ!っていうか客が居るのに勝手に閉店時間変えるなよ!あるブログには、無愛想なおじさんが店員であると書いてあったが本当であった。入りたかったお店だけに残念。仕方なく駅前散策に歩き始めることにした。
駅前からまっすぐに伸びる道をずっと進むと、左側に廃道があった。
その先を進んでいくと、雄大な藻琴湖が姿を現した。
中央線以外は道の大部分が草に覆われてしまっている。現在は通行禁止になっており、人の歩いた形跡も見られない。
丁度夕暮れどきで、遠方から段々 と空が橙に染められていく姿は綺麗であった。海が近いということもあり、閉塞感は感じられず、海辺では何人かの男性が釣りをしていた。
木造駅舎内の待合室である。開放感がある。
駅近くの牧場にレストランがあるとの情報を得、牧場内を探してみたが見当たらなく、廃墟と思われる建物さえあった。入り口にある、かろうじて分かる「歓迎」の文字は何年この状態なのであろうか。結局夕飯にありつくことは出来ず、空腹に耐えながら、暗闇の中、次の電車を待つことにした。