【北海道】経済破綻した都市、夕張市内を散策!

平成28年8月9日、再訪:平成30年8月8日、再々訪;令和4年1月9日

夕張に来た。昨年の夏に新夕張に行き、いつか夕張にも行きたいと思っていただが、早くも次の夏に実現する事が出来た。メロンを食べ、市内の石炭博物館に向かった。駐車場を探すのに苦労した。普段は入館料1200円がかかるのだが、炭鉱体験が出来ないとの理由で半額の600円で入る事が出来た。

こういったものは特に興奮する。順路に進んで見ていくと、最後は炭鉱を模した暗い空間で、実際に使われていた機械を爆音とともに動かしてくれた。これだけでも電気代がバカにならないであろう。財政破綻した夕張市に少しでも多くのお金を落としていこうと思っていたのだが、こんな大きな機械を動かしちゃぁあんまり利益が出ていないのではないか・・・

白黒の、昔の市内本町の賑やかな写真があった。町内を回ってみたが、活気はなく廃屋が目立った。その現状を見てからこの写真を見るとやはり込み上げてくるものがあった。


〜ここから再訪〜

石勝線の廃止が決まってから、カウントダウンが掲示されるようになっていた。

駅ノート、駅スタンプも置かれている。

駅周辺には大きなホテルが建っており、駅前には下が砂利の大きな駐車場が広がっている。


〜ここから再々訪〜

冬。初めての北海道での越冬だ。北海道どころか雪国で冬を越すことは初めてである。栃木の極寒地に住んでいたので、気温的には札幌でも問題はないのだが、雪がとにかく未知数であった。もちろん雪道の運転などしたことはない。しかし、そこで尻込みしていては駄目だ。雪の北海道の景色を見るべく、そして雪道運転に慣れるべくいざ出陣。

夕張の北端部、夕張神社までやってきた。雪道では「急」のつく運転はしなければなんとかなる。特に自分の車は4輪駆動でそこそこパワーもある。それに加えて「命は金に変えられぬ」理論から、ブリザックシリーズの最高峰をのタイヤを装着しているので安定してここまでやってくることができた。まぁ、雪が降ったばかりでまだ凍結を起こしていないような道だったので、初心者でも安定して走れたというだけだが・・・。
ここから北へ向かう道は雪の影響で通行止めとなっていた。左に映る建物は学校跡。どうやらものすごい剥製が置いてあるのだそうが、雪深くて近づくことはできなかった。
バス停もご覧の通り、1m以上積もっている。
歩くところは除雪されているものの、除雪後に降雪が続いているために、すでに20cmほど積もっていた。丈の長いブーツを履いてきて良かった・・・。
夕張神社。登ってみよう。
人生で初めて雪×鳥居組み合わせを見たが、なんだこれ、綺麗すぎる。
白に浮かぶ赤が良い・・・。
本殿。
屋根の上には幾重にも重なった雪が・・・。こんなに積もっても屋根は大丈夫なのか・・・?
続いて夕張市の中心部、市役所付近にやってきた。ここには一部界隈の一部の人には有名な廃墟がある。
医院廃墟だ。夕張市による立入禁止の張り紙がされていた。
向かいには空き家が。一部が既に崩れ始めている。それもそのはず。除雪しなければあっという間にこれだけの雪が家を覆うのだ。棄てられた建物に積もった雪を下ろす人などはいない。つまり、重たい雪に耐えて春を待つか、重さに耐えきれずに崩落するか、どちらかの未来しかない。しかしながら、いずれかは後者の洗濯を強いられることとなるのだ・・・。
旧型ベンツ。
帰り道、新夕張方面い車を走らせていたら、辺り白一色の雪原の中、赤い鳥居が見えた。白の中の赤は本津によく目立つ。「あ、神社ある!」と駆け寄った。
日本国旗の赤と白、無意識のうちに、赤と白を美しく感じるようになっているのかもしれない。
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