令和8年5月8日

子どもの頃、手の中に収まっていた携帯ゲーム機が、なぜか竹林の前で巨大化している。意味が分からない。


初代ゲームボーイが発売されたのは平成元年。平成の始まりと共に現れた携帯ゲーム機が、今ではすっかりレトロな存在になった。そんなゲームボーイの形をした郵便受けが、令和の山中で苔むしている。かつては新しかったものが、いつの間にか懐かしいものになり、さらに年月を経て、山の風景の一部になっていく。良いっすねぇ。

画面部分には「差入口」の文字。ゲーム画面が表示されるはずの場所に、郵便物を入れる穴がある。この発想、好き。

画面の中に広がるはずなのは、ゲームの世界だが、しかし、ここでは雨風に晒されてきた時間の経過を映し出している。

白かったであろう筐体は、雨筋のような汚れをまとい、所々に苔が広がっている。

「GAME BOY」の文字も、まだ残っていた。ゲーム機としての記憶は、まだあるのだろうか。

「屋内用」と書いてあって笑った。

珍スポット的な面白さももちろんあるが、どこか懐かしい平成レトロと山の湿気が混ざったような、不思議な景色に、妙な心地良さがある。

場所のヒントは…この電柱番号くらいかな?