【昭和レトロジオラマ】第二弾制作過程

●制作費用:円
内訳
材料(木・線路含む):22500円、建物:29000円、人:11000円、車:7500円、電飾:47000円、紙粘土1500円
●制作期間:
ヶ月(令和2年1月中旬〜令和 年月)
●1月

大学時代に実家で製作したジオラマ。社会人になって一人暮らしになり、部屋は広いわけではないがジオラマを作るスペースはあるし、冬になって週末に外にドライブをするのも億劫なので、1月より製作を開始する。

写真は地形づくりの様子。学生時代に製作したジオラマは拡大制作を前提とした作りにしていたので、それに合わせるように道を作る。前回作ったのは街中エリアであるが、今回は起伏の激しいエリアにする。つまり、前回よりも地形づくりが重要かつ高難易度となる。今回拡大する場所にはループ線と峠道、複雑に入り組んだ橋がかかる街の3つをとりいれたいと思っていた。絵になるまちづくりである。時計づくりと同時並行で建物をどんどん購入していく。建物が建つエリアはとりあえず制作を進めながらレイアウトを考えるとして、とりあえずは大まかな地形づくりをしていく。

どんどん削り、

峠道を作り、

スタイロや発泡スチロールを重ね合わせて高さを出す。

ループ線のところもできてきた。

川、峠道、線路が立体交差になるため、こんな複雑な形が出来上がった。自分でもここまでちゃんと立体的に掘り出せて我ながらすごいと思った。
●2月

続いて、建物エリアを作っていく。こちらも谷深い感じを出すため、3段構成でいく。2、3の数字は段数を表す。

前写真の段数を考える際には、ある程度のレイアウトを決めておかねばならない。このレイアウト考案が、建物購入と同時並行に行われたため、購入後に組立、設置してみると寸法や雰囲気が合わなかったりで、なかなかレイアウトが決まらず苦戦した。購入した建物は30近くにも及び、3万以上を費やした。今回結局使わなかったものは他の機会用のストックとしよう。建物の購入源は、トミーテックの建物コレクション、KATOのジオタウン、さんけいの建物シリーズ、グリーンマックスだ。販売を終了した建物もあり、購入には苦戦を強いられた。定価の倍以上で購入したようなものもある。こればかりは仕方がない。再販等を行ってくれれば、ストックとしても沢山買いたいのだが、再生産するのも費用的に見合わないのだろう・・・。

トミーテックとKATO製のものはすぐに組立可能であるが、さんけいとグリーンマックスのものはかなり時間がかかる。プラモデルを組み立てるのと一緒だ。できれば組立に時間をかけたくないのだが、他にものがないので、時間をかけて作成をするしかない。

写真はグリーンマックス製の団地を製作した時。どうせなら廃墟っぽくしようと、真っ黒でどす黒くすることに。タミヤのウェザリングマスターを塗料として水を混ぜて塗り塗り。

細かい政策過程は割愛するが、完成版。時間は結構かかった。迫力ある佇まいとなった。

これも結局は本レイアウトではないが、とりあえずこの形で行こう!ということで、立体的な地形をこれを基準に作っていくことにした。

このままでもなんだか入り組んだ感じがしていて良いんだけどね。

ちなみに街エリアはご覧の通り面積が足りなかったので付け足しした。

派っぽスチロールを削り出して仮置き。

一人暮らしだと、ここまで汚しても誰にも怒られないから最高だ。

増築部分はボンドだけだと固定が心もとないため、割り箸を中に埋め込んで接合させる。

これでがっちり固定できる。

さて、接合をし、

2段目、

3段目をくっつける。
●3月

そこに建物を配置し、前のジオラマとのツン狩りを確認する。かなり大きいのがわかる。手前の完成版が90cm*45cm、今回は70cm*110cmだ。

レイアウトが決定したのは3月の下旬。車をいじったり鉄道旅行に興じていたこともあり、今月はほとんど何もできず、カーコレクションや鉄塔・電柱等の小物購入にとどまった。

立体感が出て、迫力が出てきた。当初の予定よりもかなりの大都会となったが、鉄骨等の追加により、より複雑な街の構造を表現できそうだ。来月以降が楽しみだ。しかし、春以降はドライブシーズンを再開することもあり、また冬までは少しずつの進捗となりそうだ。
●4月

4月になった。桜が咲き、気温も高まり、冬季閉鎖されていた山道も通れるようになってきた。しかし、新型コロナウイルスが人類を震撼させている今、不要不急の外出は控えざるを得ず、春になってもジオラマ作りをどんどん進めることにした。今月は土工部の政策をあらかた終わらせてしまう計画だ。先月掘った住宅エリアの壁面部分を、

実際の建物の大きさに合わせ微調整をしていく。

スチロール部分の荒削りが終わったら、表面の下地を塗っていく。まずはトンネルの中に埋もれて隠れてしまう箇所の製作。ボンド1、水1の割合で混ぜ合わせて、表面を作成したい場所に筆でボンド水を塗りこむ。

線路が惹かれる箇所なので、モーリンの茶色のクラフトサンドを取り出し、

ふりかける!

乾いた後は同じくモーリンの茶色の細石を山状に盛り付ける。

こんな感じ!

結局っこは山の中に消えていく箇所なので、ご覧の通り、上から山を被せると、今の箇所は見えてこない。

峠道の脇っちょに、少しだけ線路が顔を覗かせる仕様。

それ以外はひとまず、大創の「ふわっと軽いねんど」で表面に貼り付けていく。白4、茶1の割合で混ぜ合わせると下地としてちょうどいい色になる。

崖のところはこげ茶に塗った。塗料はタミヤカラーのXFー64「レッドブラウン」。

ここまで進んだ。だいぶ土工部製作、といった雰囲気が出てくると同時に、ジオラマとしての雰囲気も出てきている。

ループ線の後半部分の線路部の作成に入る。

細石が乗るところを

あらかじめこのように粘土を付け足して形作りをする。

で、茶色に塗る。

細石を敷いて線路を装着。とりあえず購入しておいた、亡き祖父の出身地を走っていた蒲原鉄道の車両を置いてみる。いい感じ。

ちなみに車両も買い漁った。20台7500円。

さんけいのペーパークラフト、鉄塔も購入して組み立てた。茶色でさっと筆塗りし、錆びた感じを出した。お気に入り。

町エリアに続く道がと線路は当初踏切にて交差させようとしていたが、高低差ができてしまったため、立体交差をさせることにした。そのまま立体交差をさせてしまうと車の頭が線路に当たってしまう恐れがあるため、道を少し掘ることにした。

そしてこう。駅のホームも平面に建設するつもりであったが、盛土上に設置する形に。

駅前。製作中の雰囲気満々だ。これからどんな駅前の姿になるのか楽しみだ。

道となる部分に先行的に砂を撒いた。

さて、今度は下草を生やそう。KATOの緑色ターフとモーリンのカントリーグラス黄緑と緑を細かく切り刻みながら混ぜ合わせたものを使用する。

ボンド水を塗った上にまぶす。乾いたらまた上からボンド水に浸す。これでだいたい固定される。違和感が残るが、この段階では全然問題ない。

峠道は山を切り通した設定で、壁面には木の皮を使って荒々しい崖を表現。

峠道はなんだか細いので、

拡幅させた。
●5月

コロナウイルス流行のおかげで帰省や旅行にストップがかかり、ドライブも、川崎に帰って友人と遊ぶことも叶わないため、家にこもってジオラマ作りを進める。こちらはループ橋の隧道部分。実際には見えない場所になるため、適当に作って蓋をしてしまおう。

蓋をして土工部が大体終わったとの全体像。

彫刻家さんではないので、いくつかの層に分けて製作を進めていたけれど、粗方形が出来上がって来たので、ボンドで固定する作業。 継ぎ目部分は紙粘土で均してあげれば完璧。

次に川底用の砂を、河原から拾ってきて煮沸処理。大自然の那珂川産です。良い川が作れそう。

さて、川底を作りましょう。ボンド水を垂らして

砂をまぶしていきます。

水表現用の材料が切れていたため、ボンドで水の表現を試みた。案の定白濁して失敗した.°(ಗдಗ。)°.ので、一旦リセットします。ちゃんとした材料買おう…(´・ω・`)

ベリベリッと剥がしていく。あぁ、また砂を拾いなおしかぁ(´・ω・`)

剥がれた川はとってもキモい形をしていた。

町エリアは3層構造であり、町中に空中回廊や階段を張り巡らせる予定であるため、階段の制作。厚さ2mmん薄いいたを切ってボンドでつなぎ合わせておく。着色はタミヤのウェザリングマスターの黒と白を混ぜていい感じの石段にしようと思う。

建物の建設に向けて盛り土の修正・傾斜を調整していく。

建物の建設地決定作業。 建設箇所をくり抜いて、そこに建物をスポッ♪とはめ込む。これは快感だ。建物の数だけこの作業を繰り返すから、すっごく地道な作業だけど(´・ω・`)

崖にせり出して、鉄骨で支えるような建物を3件連ねさせるための準備。裏口にも通路を作るため、少し幅を撮らせてダンボール紙でそこを覆う。

こんな感じ(写真右側がせり出した建物)。商店街の通り。

町エリアの全体像。鉄骨がたくさん使われていることが分かる。
●6月

さて、一度建物を取り外して舗装をしていこう。「モーリン サンドクラフト ナチュラル」と「同 黄土色」を混ぜ合わせたものを塗っていく。

同時進行で、「名店街」なる怪しい雰囲気を出した密集地を作っていく。

こんな感じで建物を寄せ集めて、

ガード下の雰囲気に!

因みに現在はこんな感じ。

さて、先ほどの名店街に塗装・馴染ませ加工を施す。まずは適当に文字でも書いて

汚しまくる!

そして設置!後々電気を通すのに、屋根部分は穴を開けておいた。大胆に開けているが、この上にも建物が立つので外から見える心配はない。

次に神社を開設する。あらかじめ設置のために開けておいたスペースを

紙粘土で埋めて、1mm厚の木の板を灰色に塗ったものを石段に見立てて真ん中に入れる。

砂を上か敷いたのち、紙粘土が乾く前に祠や鳥居をピンセットで建てる。

これで完成。

6月は以上。こんな感じまで進んだ。
●7月

7月に入った。だんだんと外へドライブする機会も多くなり、しかも仕事が忙しく、平日に進めるのが困難になってしまったのであまり進められないが、今月はループ橋の整備を行う。

架空区間のみを残すのみとなっていたので、盛り土をし、橋脚を立てて固定し、

適宜赤い鉄骨にもした木の板を敷きながらループ橋を仕上げていく。

木の板に赤いマッキーで塗った後、ウェザリングマスターの茶色で汚せばそれらしくなる。

ところどころレールの切れ目があるので、そこはKATOのレールジョイントで結合させ、一周ぐるっとさせる。

因みに中国から購入した木もたくさん届いた。合計で175本にも及ぶ。これでも足りるかどうか分からないくらい大きなれアウトなので、設置と完成が楽しみだ。
●8月

8月に入った。このような状態からスタートだ。

まずは駅のホームの整理から始めようとしたが、問題が発覚した。こちらは前回制作製作したジオラマのホームであるが、持っている江ノ電と蒲原鉄道の車幅が異なっていることに気がついた。

Nゲージのレールの上を走れるといっても車両によって車幅が違うのだ。しかもこの江ノ電はインテリア用のものであり、蒲原鉄道の車両も観賞用である。そのためNゲージの平均的に車幅が分からないため、もう1台車両を購入し、ホームの位置を決めることとした。

購入したのはこの車両。気動車かついい色をしている車両を選択した。こちらの車幅を基にホームの位置を決める。ついでに砂利も敷いて駅としての雰囲気を上げておく。

次に、3階層からなる街の各階層を結ぶ階段や橋を設置していく。

階段の設置。

同じ階層を結ぶための

橋も設置する。

この状態から、

こんな感じになった。建物も順次穂設置を進めており、街にだんだんと賑わいが見えてくるようになった。

さらに、3階層目同士を結ぶ橋の設置準備に取り掛かる。橋脚として「HOBBY BASE 鉄骨トラス」を何日もかけて汚していく。

最後に蔦を晴らして完成だ。

橋梁部分もこのように汚した。汚しすぎるくらいがちょうどいい。。

さて橋脚を設置しよう。

こんな感じだ。

その上に先ほどの床板部分を乗せてあげれば完成だ。

今回製作するジオラマは前回製作したジオラマと繋がるようになっている。しかし、まだ付け合わせ行っていなかったため、ここで細部の調整を行う。

調整行って結果写真のようになった。境目の左側が紙粘土でもられているのがわかるであろう。

さて、ループ橋の中にトラス橋を取り入れたいという思いが強くあった。なのでここでトラス橋の設置を試みてみよう。残念ながらカーブを描くトラス橋のNゲージ材料などを売っているはずもないため、市販の直線のトラス橋を加工しての設置を試みた。

まずはレールの下にを敷き、トラス橋部分の支えとする。

縦にも板を貼り、補強する。

下から見た図。初めはKATOから出ている直線のトラス橋を購入してみたが、橋梁部分は一体型となっており、曲線に加工することは困難を極めた。日に炙って曲げてみたりしたが、綺麗に曲線になってくれなかったため、断念。次に、組み立て式であるクリーンマックス製のトラス橋を用いた。これであれば上部側面前後部各パーツが分かれているため、メールの曲線に合わせてトラス橋こと曲げながらの設置が可能であった。

その結果が写真のとおりである。

下腹見た図。かなり雰囲気が出ている。

こんな感じで覗いてみれば曲がったトラス橋であることが分かるであろう。満足する出来だ。
●9月

さあ、町のエリアはどんどん建物が建ってきている。

雰囲気が感じられるようになってきた。

集団住宅の脇に公園を作る予定であった。山系から出ている遊具シリーズを用いて、公園らしさをアップさせることとした。指先が疲れる大きさであるが、精巧な遊具が完成した。

1/150スケールにしてこのリアルさである。

早速広場においてみよう。

よいしょ。おお、公園の出来上がりだ。

仮舗装していて山道が、あの後の作業によってかなり汚されていたため、ここで本舗装を入れることとした。

町エリアの道も同様に再舗装かけることとした。

舗装の結果こうなった。道が先程の写真よりもクッキリ明確に見えている。

次に建物建設予定地として鉄骨が立ち並ぶエリアに、おでん屋と焼き芋屋を出現させよう。

はい。少しずつこういった小物の設置も進めていくことで、さらに街の詳細な顔が見られるようになっていく。楽しみだ。

街のディティール部分に踏み込んでいく。まずは柵を設置する。

こんな感じに。

次に、これまで駅のホームに行く手段がなかったので、

二階部分からの渡り廊下と階段を設け、ついに駅が開業した。

これで前回製作した街と鉄路で繋がることとなり、ようやく住民が街の行き来ができるようになった。

また、集合住宅裏に、先月作成した遊具を設置して公園の完成。

次は道路橋の建設。

まずは骨組みを組み立てて、

板を敷き、

紙粘土で表面を均した後、柵を取り付けて舗装して完成。これで道路によっても隣町と繋がった。

現在の状況。

次に、購入してから半年ほど放置した木を植えていこう。

そしたらなんと、全然本数が足りない。なので追加発注した。とりあえず半分ほど植樹したが、やはり木を植えるとリアリティが一気に向上する。トラス橋が映える。

前回製作した街と繋がった記念に隣り合わせてみた。いやぁ、大きい。

さてさて、9月編はまだ続く。今月は進捗の塊だよ。

山道だが、ご覧の通り道幅が狭く、大型車同士の離合がかなり厳しい状況だ。なので2m30cmの拡幅を行う。

鉄骨を斜面から生やしてその上に板を敷く。

道路橋の時と作成の流れは一緒だ。紙粘土で表面を均し、

舗装をかけて完成。これでだいぶ道幅に余裕ができた。このいい感じの路肩のガタつき具合がお気に入り。

下から覗くと、ちゃんと赤い鉄骨が支えている姿を見られる。

●10月

川の政策だが、1度目はグロスポリマーメディウムで作成したが、白濁して作り直し。剥がす際に川底の石ごと取れてしまったので、再度、砂を敷き直し、ジオラマ用のモデリングウォーターを入れたが、時間が経過して、柔らかいんで空気中の水分を含んでしまい白濁。この状態で完成とするのは嫌なので、確実に透明な川な川を実現させるべく、次の手を講じることとした。

購入したのが「DEVON ETレジン」。これはジオラマ界でかなり有名な荒木さんの川の製作を参考にこちらを購入した。

2週類の液をませ合わせ、それを水を川底に流して固めてあげる。

白濁してしまった川を剥がし落とす。川底の砂は一緒に剥がれ落ちることはなかったので安心した。

剥がし終わった様子。

そしていよいよレジンを投入!

自分が思っていたりも表面が硬くなってからでないと、ピンセットでつついても元のサラサラな表面に戻ってしまう。なので、つついても戻らない頃合いを監視してつついてあげる。残念ながら箇所によって乾燥速度かが異なっていたため、一日中川面と睨めっこすることとなった、

そしてこんな感じに!良い感じに波もたち、透明に作ることができた。レジンなのでこれ以上の収縮も、硬いので白濁する恐れもないので、これで完成とする。これから水の表現をするときはレジンでやろうと心に決めた。

ちなみに、橋の方は若干白濁しているが、こちらはこの先が数十センチの小さな滝になっているので、水しぶき表現としてそのままとした。

次に、この付近の整備をしよう。

駅のホームから下へつながる橋と会談、法面は石のタイルと植物を取り付けた。また、線路下に橋台を設置した。

こんな感じに。

次に、下から崖を登るための階段を設置する。最初はこれだけ浮いたものだったが、

石段、植物を取り付け、周りになじませこんな感じに。

次に、電線と鉄塔を設置していく。

鉄塔は作成してから半年以上放置していたので、ようやく設置の運びとなった。

2本目の鉄塔。奥の緑の部分は今後植樹する予定。すでに170本植樹しており、当初はこれだけでたりうかと思ったが、まだまだ大部分が残ってしまったので、追加で100本発注した。しかし、中国からの発送となるため、1ヶ月ほど待たねばならない。

10月なかばの状況。今月もかなりの進捗を生み出している。

駅のホームから。

全体像。

ループ橋。この時期になってくると、大方の形は出来上がっており、人によってはこれで完成とする人もいるかもしれないが、これからより細部を仕上げていく。

街にはいくつもの階段・橋・裏道を配置し、町内鬼ごっこの楽しい街を目指している。

森の中の線路。

電装系に着手しよう。全てが完成してから電装に入るのも良いが、そうすると、電線等隠すべきところが隠せなくなってしまうこともあるので、あえてこの段階でやってしまう。極小LEDは前回のジオラマ製作でも使用したマイクラフト製のもの。値段は高いが、かなり緻密なパーツで150分の1スケールにも馴染んでくれる精巧さなのだ。前回は10000円ほどで済んだが、今回は列車への灯り導入、ホタルの光や高速リレー、点滅等工夫を凝らしたジオラマにするため奮発した。四万五千円である。ぐぬぬ・・・。でも仕方がない。理想のジオラマのためだ・・・。かなり配線がごちゃごちゃになってしまいそうなので、一本ずつ綺麗に配線する必要がありそうだ・・・。しかもジオラマ自体がでかいので、延長コードをうまく・かつ綺麗に回さなといけない。頭を使いそうだ。

とりあえず全部点灯してみた。色とりどりの電球がいろんな光かたをしている。全て設置した後が楽しみだ!

電装系をやりながらも、唯一手をつけていなかったこちらのエリアの製作に入ろう。ここは遺跡のような廃墟を作る。

まずは基礎部分を立て、

ジオコレシリーズの「廃墟」に同封されていた壊れた壁やトタンをいい感じに配置していく。

他にも余った柱や煙突。鉄骨を追加して雰囲気を出していく。とにかく汚しまくる、砂やサビ塗装をしていく。

そして小物を設置して草まみれにすれば完成。鉄骨や煙突にはツタを貼らせて長年放置されている様子を表現してみた。

次に電線を架けてみた。金属製のものは加工しづらく雑になってしまったが、こちらは家屋や伝統用の本物の電線だ。50連イルミネーションを使用している。

あらかじめ購入していた昭和時代の車たちにはここで登場してもらうことにした、なかなかの交通量だ。

配線関係は一本ずつ丁寧にやっていく。

10月はここまで進んだ。11月は電装の完成と、樹木の全面設置完了し、看板の製作作業に入れれば、と思う。

ここから中途半端な状態のジオラマも、いきなりリアルに見せてくれる魔法のアイテム、看板の作成に取り掛かる。 看板のデータは小さく、あるいはインターネット上で昭和時代または大正時代の看板を画像検索し、使えそうなものを使用している。

そしてできたのがこちらの看板館だ。いくつかはオリジナルの字体を使ったオリジナルの看板となっている。娯楽と書かれた看板は自作の中で1番お気に入りの看板だ。実際には、これだけでは足りなかったため、さらに10枚程度のホーロー看板的なものを追加している。

次に作成した看板を実際にどのような大きさでジオラマに設置をするか計測を行う。

計測風景は、巨人に侵略をされているかのようだ。

計測が終われば、Excel上で大きさを調整しいよいよ印刷。家庭用の印刷機ではなく、少々光沢のあるトナーを使った印刷機の方が良いだろう。

普通紙に印刷したものは、厚紙を裏に貼り付け厚みを出し、切り出していく。

野立看板等はこのように2ミリ角の木の棒を使って制作したり、

ジオコレ シリーズにある野立看板の足を加工して、このように自作の看板と合わせたりして作成を進めた。

そして出来上がったのがこれらの看板である。

峠道のカーブには速度を落とす注意喚起。目立つように赤い下地に白文字とした。

市町の境には、それを示す青看板。

街中にある商店も、店名を掲げることによって雰囲気が一気に増加する。

看板とは少し離れるが、同時並行でチップLEDを設置する箇所の整地を行った。川辺には蛍の緑色の点滅LEDを設置するため、この辺りは草で繁茂させる。

高速リレーを使って雑居ビルを煌びやかにするため、LED設置箇所にあらかじめドリルで穴を¥開けておく。

ちなみに雑居ビルは、

看板設置後。こんな感じになった。

街と街をつなぐ橋には各企業の宣伝看板。

もう一つの端には、この町にある商店の一覧表。

お気に入りの娯楽の看板。

先程の商店。

しれっと一人旅研究会の看板も設置してみた。

看板設置作業中、力をかけすぎて落橋してしまったこともあったが、

かなり賑やかな感じに、そしてカオスな街の姿が拝めるようになってきた。

そして追加購入していた机が届いたためここで一気に植樹し、完成にグッと近づいた。

町エリアにも車を登場させることにした。

バスの車庫の上の看板、なんだかこういう風景見たことある気がする。

バイク。なかなかいい感じに撮れたと思う。

そしてついに、人間の設置作業に入る。ジオコレやKATOの人間シリーズを主に使用しているが、公園で遊んでいるはしゃいでいる姿の人間がなかなか見つからず。結果的にはドイツ製のジオラマ人形を使うことにした。人間だけで1万円以上かかった。写真に写っているものは今回使用した全体の4割ほど。全部で80人くらいである。

おでん屋さんと焼き芋屋さんの周りは人で溢れさせた。

薬局前の通り。

商店街。

公園。

遊ぶ子供達。なんだかここまで来れば、完成としても良いくらいなので、これ以降は完成版のページに掲載するとする。

・・・とは言ったが、もう少しだけ作業を進めたので追加する。自光看板を作ることにしてみた。自光看板を作るためには、表示面が裏からの光を透過させる半透明なものでなければならない。そんなものを作る手段がないので、仕方なくジオこれシリーズについていたシールを使用することにした。制作しているジオラマの雰囲気とは少し違ってしまうが、仕方がない。

光源と看板が人セットとなるため、それらを、まとめるための箱を作っていく。6面中5面を覆うな形で厚紙を切り出す。

灰色に着色して

設置。電線も折り曲げて感覚を調整して貼り付けてあげる。

先程の半透明フィルムを付けて完成。

点灯してみる。今まで作ってきた看板とはまた違った主張の仕方をしてきて面白いが、作りが雑であるのとジオラマの雰囲気に合わせたデザインではないため、若干浮いている・・・?

12月中旬時点。もはや完成図。

最終段階として、萌えポイントである、街中に張り巡らされた電線をつけていく。用いたのは黒色の手芸糸。

仕上げとして、お化粧させる。周りはスタイロや発泡スチロールが露出しているため、

ダイソーで売っているリフォーム用木目調理メイクシートを貼り付けてあげる。

今度こそ借り完成だ。完成版へ続く。

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