【高知】須崎市の吉村旅館に宿泊!

令和6年2月24日

土佐湾沿岸に位置する須崎市にあるお宿を訪れた。写真は、宿前の通り、古市通り。
その一角に、本日のお宿、吉村旅館。創業は100年以上前。
その歴史を感じる佇まいに心を震わされながら、戸を開ける。
玄関。
呼び鈴が見当たらなかったので、テレビの音が聞こえる奥の部屋に声を掛けに行くとお婆さんが出てきて対応してくださった。

今回通された部屋は1階のこちら。

既に布団が用意されており、こたつも温められていた。最高の夜を過ごせそうな雰囲気だ。

どう?最高じゃない?めっちゃいい作品とかの構想が練られそう。

今回は素泊まりなので、夕飯は外に食べに行く。素泊まりは5000円だった。まずは風呂に入る。その前に少し館内をてくてく。

2階から見た1階。2階は電気がついていなかったので、明日の朝に撮りに行こう。

お手洗い。中から漏れ出す光の窓の形がおしゃれ。

そして、外につながる窓の形もお洒落だ。平成・令和のおしゃれ建築には見られない日本人のセンスを感じる。

廊下。

薄暗さが堪らない。

ええっすねぇ( ´∀`)

お風呂。今日は自分以外誰も泊まっていないので気兼ねなく長湯できる。

お風呂の天井も装飾が施されていて驚いた。というか、木製なのが激アツ。

湯から上がって、夜の須崎をてくてく。

縁日の期間らしく、幾つもの提灯がぼやっと夜に浮かんでいた。ちなみにこの日は何もやっていなかった。

年季のある建物。じゅるり・・・。

ご飯屋さんにたどり着いた。キムチチャーハンを食べた。美味しかった!

部屋に戻った。ゆっくりと、今日撮った写真を振り返る。とても心地よい時間だ。

おやすみなさい・・・。

そして朝。あいにく外は曇り空であるが、それがむしろコントラスト低めの外と中の綺麗な光の混ざり具合を見せてくれて、しっとりとした雰囲気の部屋が心を貫いてくる。

廊下。

2階。庭木もちゃんと整備され、お金がかかっていることがわかる。美しい。

廊下はぐるっとこの字を描いており、自分の部屋が庭の向こう側に見えた。

日本人の美徳を感じる佇まい。

いいね!

さて、このお部屋ともお別れだ。旅人は、毎日、空間との出会いと別れを繰り返す。その空間をずっとはその手の中には収められない悲しい身分だ。

だが、その悲しさが、普段の生活から切り離された感を強く感じさせてくれる。これが旅情だ。

とてもいいお宿でした。ありがとうございました!


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