令和3年6月26日
平成元年に廃線になった日本最北の廃線、天北(てんぽく)線。天北線沿いには今でもホームの跡が残されている駅がいくつもあり、その中でも一際、退廃的な雰囲気を放っているのが山軽(やまがる)駅だ。
ホームには錆びきった駅名標と朽ちきった休憩所がある。
錆びきった駅名標。
ホームに廃墟めいた建物が残されているのは日本国内見てもかなり稀だ。この建物自体は、おそらく現役自体は待合室として使われていたものであろうが(中にある分電器が廃線前の昭和50年代製であったため)、廃線後に線路はサイクリングコースとして整備されたため、その休憩所として転身したのだろう。しかし残念ながら、熊の出没によってサイクリングコースは通行禁止となっているため、休憩所を維持する必要もなくなったようである。
駅前には1台の草ヒロが。
この車、ロールバーが入っていたり、シートも純正のものではなかったりと、サーキットを走っていたのであろう、とてもレーシーな感じだった。なぜ駅前に残されてしまったのか、想像すると寂しくなる。
動画も頑張って作ったので見てね!