平成29年9月2日
広めの無料駐車場から歩いて3分ほどの崖っぷちにあるコンクリートむき出しの建物を目指す。どうやら海を眺められる焼肉屋を作ろうとしたが、建築法に触れ計画が途中で頓挫してしまったらしい。
この電柱が見つかれば着いたも同然。
入り口はこちらのフェンスを越えるが、急斜面を下るかの2通りある。
夥しい数のスプレー缶。
実はここ、グラフィティの聖地となっており、全国でも有数の絵師がやってくるらしい。下手なものは上から塗り重ねられ、上手いものはその場にとどまり続けるためレベルは高くなる一方で、一種の美術館と化している。
とは言っても所詮は廃墟。こういった危ない箇所は多々ある。なんせ未成建物なのだから崩れるも何も元から穴が空いているのだ。
美術館内部。4階建ての大きな建物だ。
こういったもので描いているらしい。
階段。上から出ることは不可能。
これぞ廃墟、といった佇まい。
厳つい。でも上手い。
ここは眺望抜群の焼肉屋さんになるはずだったのだ。
これは何を意図して開けた穴なのだろう。1階から4階まで同じ箇所に穴が空いていた。
廃墟に落ちていた(置いてあった)アイテムとの見事なコラボレーション。お気に入りの写真だ。
冒険ごころくすぐらされる場所だ。
どれもこれも上手い。
一階部分と思われる階の床は土になっていた。ここは基礎になる部分だったのであろうか。よく分からない。
水たまりと廃墟。これも良い組み合わせだ。廃墟という独特な雰囲気を見事に引き立たせてくれるのである。