【鳥取】まるで迷路の山奥鉱山、若松鉱山跡を散策!

令和4年9月2日

中国地方巡りでやって来た。当初、ここを訪れる予定は無かったが、行こうとしていた温泉が「今日は開けていない」との事なので、ちょっと遠回りだがやって来た次第だ。
平成7年にクロムの採掘を停止して無人となった山奥に鉱山跡は存在する。途中、30cmもの深さがある溝があったため、車は途中で置いていくことになる。
あれだ。雨模様で向こうが霞んで見え、なんだか怖い。あそこに行くのか…と少し怯む。
  でも、ここまで来たら仕方がない。行くしかない。
そして…たどり着いた。緑生い茂る時期のため、こんなに大きいのに入口を探すのに苦労した。どうやら一階部分に入口はなく、2階?へつながる小さな坂が写真右奥あったので、そこからアクセスすれば良い。夏は見つけるのに苦労する。
手前には車庫跡だろうか…
残留物が少々。
中に入ってみよう…。
初っ端から圧倒される。複雑に交差する鉄骨と鉄板、幾層を結ぶ階段、さらには天井が剥き出しになって歪んだ骨組みさえもが全て美しい。
恐る恐る階段を登る。階段は木製ではないため安心だ。
たまに木製の小階段もあるので注意だ。
こっからクロムの元を流して、各工程を経てクロムを抽出していた。
中は迷路のように小道が複雑に交差している。
行き止まりというか、床が木のところが所々あり、そちらはかなり傷んでいる様子なので立ち入らない。
緑が綺麗だ。
廃工場好きには堪らない空間だろう。
スイッチ。
お洒落な吹き抜け。
窓の外を見る。現世ではないみたいだ。
かっこいい。怖さよりも、好奇心が優っていた。
クロムは主にステンレス鋼の原料に使われ、この付近のクロム生産量は日本一であった。
壁や柱を見れば分かるが、中は鉄板や鉄骨だらけとはいえ、外枠は木造なので、危険な状態なのは確かだ。
純度で等級分けされていたのかな?
思わぬ旅程変更に悩まされたが、結果的に物凄い収穫を得られた。楽しかった。
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