【熊本】水俣市月の浦集落を散歩!

平成30年2月11日

坪段とも言われるこの地域は、初めて水俣病を発病した方が住んでいた集落である。このあたりで獲れていた魚や貝はきっと、東京では当時食べられないほど新鮮で、美味しいものだったろう。美味しい、美味しいと言って食べていたら、ある日突然物を上手く持てず、口が回らなくなるのだ。本当に恐ろしい公害病がここで発生したのだ。

この辺はリゾート地にもなっているようで、何軒か新しめの家が建っていた。確かに海が一望できていいところなのだ。

集落から伸びる細い道を進むと・・・

不知火海とご対面。公害病が起きてしまった反省から、海を極力汚さないようにしているのだが、今度は綺麗になりすぎてプランクトンが育たず、魚の数が減ってきてしまっているらしい。ある程度はいろんなもんが海に漂っていた方がいいらしい。

集落全景と廃屋。

今訪れれば何の変哲もない海岸沿いの集落だが、60年ほど前、ここでは確かに多くの人が苦しんでいたのだ。

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