平成29年10月15日
山梨県北杜市に、明治時代に建てられた小学校の校舎が現存されている。明治8年に建てられた建物(平成2年復元)で、昭和60年に閉校し、その後は資料館担っている。入館料は200円。
昔の雰囲気はそのままにしてあるらしい。
廊下。
昔使われていたというオルガン。電子式ではなく、足元の左右のペダルを踏んで空気を送り、音を奏でる。一般客も自由に手を触れることができ、演奏も可能。
職員室に置いてあったのだろう。
1階から2階へ上がる階段。
昭和初期の教室をイメージしたものらしい。教卓には始業用の金が置いてあり、授業ごっこできる。チリンチリーン。はーい、出席とりまーす。会津くん、伊勢さん、宇和島くん、越前さん、興部くん・・・楽しい。
2階のバルコニー部分にはレトロな自転車。警音器は甲高いベルの音がした。
梯子のように急な階段を上ると太鼓楼に。宙に浮いた太鼓はあまり見る機会がない。この太鼓を鳴らして時間を知らせていたのである。 そういえば、ほったらかされた小学校の廃墟にはまだ行ったことがない。雲仙で訪れた小学校は、中は大変なことになっていたものの、噴火災害の遺構として管理されていた。学校は公の建物だからそのまま捨てられてしまうなんてことは少ないはずであるが、それでも、関東圏であれば埼玉北部や栃木に行けばいくつかあるようだし、気になるところである。