【静岡】装飾豊かな旧木造旅館、東海館跡!

令和5年12月15日

「伊東にいくならハトヤ」のCMでお馴染みの静岡県の伊東の町に、昔の木造三階建旅館を楽しめるスポットがある。昭和3年に建築され、平成9年まで営業していた東海館だ。
細めの通り沿いに見事な木造旅館が姿を現す。
お隣も中々かっこいいお宿。大正時代建設で、こちらは国指定の有形文化財。
入場料は200円。
扉を開ける。どう見ても旅館な佇まい。
建物は現在伊東市に寄贈され、市の有形文化財に指定されている。
3階の一部部屋を除いて全ての客室、広間が見学できる。廊下を進むと、意匠の凝らされた窓や客室の入口、曲がり木が目に飛びつく。どうやら増築時に、三人の棟梁に各階を担当させ、装飾等を競わせたという。なので、各階で異なる意匠が、しかし全てまとまって美しい旅館になっている。
中庭がある。
階段。
まずは一階の客室。
皆んな大好き旅館の端っこ空間、広縁。
障子戸のデザインが美しい。富士山だ。
廊下から漏れ出る光が妖麗。
二階。一番気に入ったお部屋。広くて格式の高さが窺える。
なんと言っても、広縁の頃温かい雰囲気が大変良い。
落ち着く。
あらゆるところにのデザインに日本の良さを感じる。
三階に上がる。
お洒落。
普通、宿に行っても、共用部と自分の部屋しか眺められないので、幾つもの部屋を一気に見られて得した気分になれる。
左は中庭。
部屋がちらり。
いいっすねぇ(*´꒳`*)
中庭を見下ろす。
三階の案内図。
大広間付近の長い廊下。
格式高そうな部屋が並ぶところの廊下。
こちらはテレワークにも疲れるようだ。こんな素敵な空間でお仕事が出来るの、良いなぁ。自分もここで仕事してみたい。
随所に曲がった木が使われているのが面白い。
五階に相当する高さに、望楼があり、街を見渡せる。
窓の外の景色は移りゆくも、昭和初期から変わらぬ建物は、居るだけで心が癒やされる気がした。
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