【栃木】鷹の巣隧道跡を散歩! 

令和2年4月19日

未開通のまま数十年通行止になっている塩那道路と同じ栃木県道266号線、中塩原板室那須線の通行可能区間にも、いくつかの旧道区間を確認することができる。距離はどれも長くはないが、今回は短い区間の中に隧道・橋梁・土砂崩れ区間が楽しめる廃道の基礎的要素を取り揃えた廃道区間を歩いてみることにしよう。今回の廃道区間は現道からほぼ外れることなく、怖がりの人にもちょうどいいであろう。

場所は、剣道266号線の板室ダムの至近だ。板室温泉側から東方に進んで1kmほどの場所にある。ガードレールの切れ目より廃道へ入る。

白銀橋という橋を渡ると直ぐに隧道が現れる。

名を鷹の巣隧道という。上の写真だと暗く怖そうな感じがするが、

実際には30mほどしかなく、荒廃感は少なく歩きやすい。

異世界感を出してみた。

反対側へ出た。20mほど歩くと・・・。

土砂崩れ区間が。木の枝も頭上至近まで迫っており、突破はガードレールの外から回るのが賢明である。

しかし、斜面がご覧のように急斜面であり、足を滑らすと10mほど下の沢まで転がり落ちてしまうので注意だ。土砂崩れを超えると10mほどで現道に戻る。全体として100mほどしかないのだ。土砂崩れ声が心配なのなら、辿ってきた道を戻って行っても時間的ロスはほとんどない。そちらをお勧めしたい。この短距離の中でこれだけ色んな要素があるのだから面白い。現道を車が通れば普通に音が聞こえるため孤独感はあまり感じられないが、手軽に廃道を感じたいのならお勧めの場所である。

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