平成29年3月8日、再訪:令和6年9月7日
出雲市駅から出雲大社に向かう鉄路が平成最初期まで走っていた。そこにあった木造駅舎が大変趣があり、今でも保存されているということで長年行きたい場所であった。今回ようやくその夢が現実となった。
一畑バスの旧大社前で降車し、曲がり角に差し掛かる所で荘厳な造りの駅舎を目の当たりにした。
駅外観。
中も当時のままになっている。
画像の質を相当落としてネットに上げているためこの画像から金額を確認することは出来ないと思うが、各都市への運賃が掲載されている。なん東京都内への運賃も載っており、山陰線経由で11120円、福知山線、伯備線経由で11740円だった。ちなみに、出雲市駅から東京駅が11660円だったので、ここ30年で運賃はほぼ変わっていないことが分かる。
いろいろな昔のものも見られる。
最盛期は1日4000人もの人が使っていたという大社駅。この有人改札の数からも当時の活気が思い出される。きっと国鉄時代の、過剰な駅員配置を行っていた事に因るところもあるかとも予想されるが・・・。
ホームにも、来る人を飽きさせない雰囲気・展示物があった。
駅舎内。
今ではほとんど見なくなった型の蛇口。卒業した小学校の古い校舎のお手洗いを思い出した。
~ここから再訪~
ホームに残されたD51。一夏の終わりを迎えんとする今日この頃の景色を、ただ静かに見つめることしかできなかった。