平成30年8月21日
京都府北部に位置する京丹後市。海岸沿いにある袖志地区にはかつて分校が存在し、趣ある家屋群とともに散策を 楽しむことができる。また、この地区は「袖志の棚田」で知られている場所でもあり、山側に棚田を見ることができる。
袖志分校外観。左奥の渡り廊下跡からお邪魔する。入口付近は荒廃が進み、木張りの廊下もややくたびれている印象。
廊下はこの部分のみで、この廊下から数教室に続く扉が右側にあるのみだ。左側は崖の向こうに海を望むことができる。
音楽室跡か。とりあえず一人は怖いので、雑にさっさと最低限の写真だけを撮る。それゆえ糞レベルの写真しか撮れておらず申し訳ない。
隣の教室。半倉庫化しているよう。
廊下をローアングルから。奥に差し込む光は入口。扉部分は朽ち果て蓋をする部分がないため、風に枯葉が運ばれてここまでに葉が溜まっているのだろう。夏の多湿な状況下でこの状態は床の腐食も早まりそうだ。
蛇口。流しは取り払われていた。
入口部分。完全崩落も近い。
鍵がかかっている教室があったため、一度外に出てから外から回り込んで見る。こちらの部屋はこれからも使われそうなものが多く置かれている。一番大きい部屋であるし、黒板も確認できるため、ここが大教室であったのだろう。
小学校から日本海を望む。よく晴れた夏の日だった。
汗だくになりながら集落を歩いた。漁師町を連想させてくれる薄い色の木造建築が、曲がり道沿いに軒を連ねている姿は壮観だ。