平成30年11月15日
かつて水俣から鹿児島県の栗野迄走っていた国鉄山野線。山野線が廃止になってから水俣市内の東側から鉄道が消え去り、ここ薩摩布計まで行くにも細くうねった道を通らなければならず不便である。この道を車で通ってきたのだが、「昔はこんなところを鉄道が走っていたのか」としみじみさせられるほど、辺鄙なところを走っていて驚かされた。
朽ち果てた踏切。配線となってから月日が経っていることを感じさせられる。
カマキリが。
かすかに残る線路跡を歩いていくと・・・。
埋められてはいるがトンネルが姿を現す。
段々自然に飲み込まれつつあるホーム。昭和63年の廃止から、既に30年以上が経過している。いずれこの跡地すら自然に飲み込まれていくのだろう。ここに鉄道が通っていたことなど、大多数の人間にとっては、なんら関係のないことなのである。