【奈良】山奥にある廃集落、中津川集落跡と小学校跡を散策!

令和6年3月29日

奈良県どう754号線は、見通しの悪い車幅2台分ぽっきりの道であり、対向車がいないかを注意しながら走らなければならない道であるが、ここから中津川方面に分岐する道を辿っていくと、かつての集落跡までつながる。
Googleマップでは道認定されていないので分岐を見つけることが最大のポイントになる。分岐さえ越えれば、あとは一本道で舗装路なので、落石をどかしながら進めば辿り着ける。
正面に見えてきたのは学校。昭和44年休校、以後再開されることなく、平成10年頃に閉校した。実質、半世紀以上もぬけの殻になっている。
看板が建てられている。
学校の中をのぞいてみよう。
ほへぇ。
冊子が何冊か見える。
出席簿だ。
こちらは日誌。今は見かけることのない表記方法で、昭和25年と書かれている。
こんな感じで、天気や、特筆事項があればそれが書かれていた。
先に進む。
家屋。
囲いがされており、かなり立派だったように思われる。昭和44年頃に全員が離村し、廃集落になっている。
離村してから半世紀以上が経つが建物が割としっかりと残っているので、離村後何年かは管理されていたのかな?
玄関へ続く坂。
最盛期の昭和22年頃には166人も住んでいたという。その後、付近の鉱山閉山に伴い人口が急減し、昭和40年には50人まで落ち込み、4年後に集団離村し0になったという。
石垣が立派すぎる。
道路挟んで下側にも家屋が見受けられた。他の平場には、家屋が建っていたであろう痕跡が残っていたり、解体された部材が綺麗に並べられていたりもしていた。
掃除機の残骸?
学校には、朽ちたオルガンが。
いずれ崩れ落ち、消えてゆく集落の記憶を、ここに残して散策記をとじることとする。
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