平成29年2月4日~9日、再訪:平成30年2月10日、再々訪:平成31年2月2日〜6日
エコパーク水俣。水俣病の原因となったメチル水銀化合物を地中に埋めた。その埋立地の上にあるのがこの公園である。
土砂災害の被害にあうかもしれないという懸念から最近建て替えとなった水俣高校旧校舎。
考証館内部。水俣病についての資料が多数展示されている。
考証館付近。気持ちの良い天気であった。
湯ノ児温泉近くの小さな島。ライトアップされた橋で繋がっている。さらに奥の島へは眺めるのみだ。空とのコントラストが美しい。水俣市には、もう一つ湯の鶴温泉という温泉地もあり、市内には二つの温泉街が存在している。しかし、二つとも経営状態は苦しいらしい・・・湯の鶴温泉の方も見に行ったのだが、廃墟が目立ち、物悲しくなった。
徳富蘇峰記念館。蘇峰の書いた書物が沢山飾られていた。
なかなか味が出ている。
御立岬。階段を上ったところには南京錠が沢山取り付けられていた。どうやらカップルの聖地にもなっているらしい。海風が直撃し、耐えられない寒さであったので、すぐに階段を降りた。
肥薩オレンジ鉄道。
平成15年に起きた豪雨によって、市内で大規模な土砂崩れが起こった。ここで起きた土砂崩れにより、何人ものの方が亡くなった。
駅前にある建物群。
駅に着いたが未だ少し時間があったので、付近を散歩した。すると、ちくりん公園という、名前通り竹林のある大きな公園があった。芝生の広場もあり、暖かくなったら気持ち良さそうだ。
水俣駅と駅舎。ここから鹿児島方面へ向かった。6日も滞在した水俣市を後にした。
〜ここから再訪〜
水俣市内にある「しょちゅ小屋」。昭和レトロな空間が広がっている。
様々な看板や長乳系、木製電柱が飾られている。雰囲気は最高だ。
数十種類の焼酎があり、飲み比べをして独自に等級をつけている。高いものだと一本なん十万円もするのだとか。特別に少し頂いたが、未だ焼酎の味の良さがわかる歳ではなかったようだ・・・。焼酎の美味さが分かるようになった頃にまたここに来てみたい。
これだけのものを個人で揃えたのだからすごい。
加山雄三、結婚しちゃうらしいですよ。
レトロな雑誌も置かれている。・・・よく見れば「観光エネルギー庁」の文字が。これはわざと古めかしいデザインにした、スマートコミュニティシティの紹介雑誌らしい。国にもこんな遊び心あるのか、面白い。
夜中の1時まで6時間ほどお邪魔した。顔も名前も知らなかった初対面の人とこれまでに盛り上がれるのはやはり地域性だろう。水俣の人は一人一人が密に繋がっている気がするのだ。
〜ここから再訪〜
このページの更新は一年ぶりとなるが、実はその間にも2回水俣に行っており、今回は5回目の水俣訪問である。今まで九州には6回来ているが、内ほとんどは水俣に寄っている。逆に、水俣のためだけに九州に来たのは1回のみで、そこも面白い。写真はえこパークにあるモニュメント。水俣の頭文字、「M」を表しているらしいが、「W」にしか見えない・・・。
桜野上場にある茶畑。
久木野の棚田。地元の方に良い撮影ポイントを教えていただいたのでそこから撮影。ただ、この時、カメラをホテルに置いておきっぱなしだったので携帯電話で撮るはめに・・・。
今回は中に入らなかったが、入口は空いており、なかなか荒廃しつつある廃ホテル。なんと画像にある建物は全部廃墟なのだ。山海館という旅館が5年ほど前まで営業をしていたのだが、倒産してしまい今まで放置されている。海に面している湯の児温泉の良い場所にあるため、外資企業が買い取るという話も出ていたようだが、地元住民の反対があったようで、今後の活用の方法は今の所目処が立っていないようだ。もしこのまま放置され続けた場合、廃墟としての価値は上がり、鬼怒川温泉の廃墟群や軍艦島のように、国内有数の廃墟として有名になりそうな雰囲気だ。廃旅館というと同じような部屋が並ぶため、何かと探索が単調になりがちだが、この旅館は増築に増築を重ねているため、様々なタイプの部屋を楽しめるというのが高ポイントだ。
環境首都にも認定されている水俣市。ゴミの分別が徹底されている。瓶も色ごとに回収するのだ。
まだ内部電池がいきている炊飯器。「まだ、頑張れるよ」という声が聞こえてくる・・・。
新水俣駅から肥薩オレンジ鉄道に乗り込んで八代へ向かう。綺麗な色だ。教科書ののイメージが先行して、「水俣は白黒」のイメージを持つ人が大変多くいるが、実際に水俣に来ると、そのイメージは良い方向に変わることだろう。
水俣川に映る夕日。
八代駅。駅のホームからここまで見える駅は珍しい。