【宮城】震災遺構、気仙沼向洋高校旧校舎を見学

令和7年1月25日

平成23年に起きた東日本大震災で発生した津波は、多くの方々の命を奪った。自分の祖母の生まれは石巻なのだが、祖母の兄弟が2人、津波の犠牲になった。町を丸ごと飲み込んで無惨な姿に変えた津波による遺構が、気仙沼市に伝承館の一部として保存されている。
かつて高校だった校舎内を歩くことが出来る。
歩けるスペースは瓦礫は片して歩きやすく整地されている。それ以外の箇所は、このような感じで、津波に破壊されたままを今に伝えてくれる。
便所。
高校の前には巨大なパークゴルフ場が出来ており、100人くらいの人々が、パークゴルフを楽しんでいた。
しかし、十余年前、ここを津波が襲ったのだ。
錆びついた予定表。
3階には、津波によって校舎内に運ばれて来た車が残されている。高さ8mの場所に、1tある車があるだなんて、想像が付かない。
想像出来ない状況が、起きていたのだ。
廊下。
4階。津波は、4階の床上まで浸水した。
五階の屋上に登る。
スロープの手すりは、もうめちゃくちゃだ。
これがなんの建物なのか、一瞬では分からなかった。
これは、体育館だったのだ。
この地区に住まわれていた方の多くは、津波によって亡くなられた。高さ11mの高台に避難されていたが、13mもの波が押し寄せ、流された方が多くいた。さぞ苦しかったと思う。胸が痛くなる。
改めて津波の激しさを、見せつけられる。
教室と、現役時代の写真。この教室が、こんなふうになってしまったのだ。
自分よりも数個上の人たちが高校生だった時代。当時の髪型や物が時代を感じさせてくれて懐かしくなった。
しかし、生徒がこの教室に集まることは、あの日以降、2度と訪れていないのである。
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