令和3年2月6日
昨年11月にお隣の明賀屋本館に宿泊したばかりであるが、また塩原温泉に泊まりにやってきた。今回も温泉の素晴らしい宿と言うことでワクワクする。こちらが本日泊まるお部屋だ。
最近塩原温泉は温泉娘と言うプロジェクトに積極的に参加をしており、前回の明賀屋本館も参加している。塩原温泉は塩原八弥ちゃんというキャラがおり、旅館ごとに、着ている格好が異なる。柏屋旅館の場合は、旅館の従業員さん(ここは家族経営で、息子さん)がゴルフの達人で、彼がモチーフになっている。旅館ごとにパネルや商品が違い、力が入ってんな〜と思った。ちなみに彼は、昔ランエボ8 RS (競技用に 軽量化されたモデル)に乗っておりそれに絡めた八弥ちゃんグッズも出してみたい、とおっしゃっていた。もしそれが実現したら是非買わねば・・・。
温泉へと向かおう。
こちらもお隣明賀屋旅館と同様に階段を降ると温泉にたどり着く。こちらは何といっても温泉の数が多く内湯も合わせて7つもの温泉を楽しむことができる。楽しみで仕方がない。東日本大震災前までは、旧館(現在閉鎖中)から河岸の湯に入れたのだが、現在は使われていない。そこへ向かう階段は、前回明賀屋旅館に泊まった際に謎に思った廃階段の先にあるものだった。詳しくは明賀屋本館のページで。女将さんに聞いて、前回抱いた謎がようやく解けた。しかし、温泉へと向かう階段が、別の旅館同士で立体交差するとはすごすぎである。
明賀屋の廃墟兼現役廊下の裏側も拝めることができた。
さらに階段を下っていく。この鉄階段はあと10年ぐらい持てば良い方であるとは思う。今でさえかなり軋んでしまっている。
らいていのゆ。
どんなお湯であろうか、ワクワクする。
入口はなんだか新しい様子。
これがそのお湯だ。川を目の前にして入ることができる至高の湯だ。
今度は階段を上がって桐の湯へ向かう。
この温泉は作りが一風変わっている。かなり昔に客室として使われていたであろう部屋が脱衣場となっており、その脇に大きな浴槽が鎮座する。この組み合わせは全国で見てもなかなか見られない光景だろう。 ちなみに昔の客室であったであろう部分は、勢い良く歩いてしまえば床を踏み抜いてしまう恐れもあるので注意されたい。 縁側のようなものであったり、掛け軸をかける場所があったりと、昔ここはどのように使われていたのか気になって仕方がない。おそらく客室の入口は温泉側で、 ケロリンの桶が置かれている場所あたりが玄関だったのではないかと思う。しかし、もともと客室であったところに温泉を配置するとは考えづらいため、温泉付き客室であったのだろうか?当時のパンフレットなりを手に入れて昔の状況を知りたくなった。
ちなみに裏側はこんな状況。
3つ目の温泉は、一旦旅館の外に出てから近くの小屋から入ると言う。こちらがその入り口の小屋だ。夜見ればはっきり言えばホラーである。
幸い浴槽までの階段が短いため、少し不気味な雰囲気ではあるが心細くなりきる前に温かいお湯とご対面できる。
自撮りして楽しんだ。内湯については写真を割愛するが、残りの3つの外湯については翌朝入ることにしよう。
温泉は貸切温泉であるため、このように入る温泉を事前にフロントへ伝え鍵を借りるスタイルだ。なので他のお客さんとも被る恐れもなく、最高の温泉を独り占めできる最高の旅館なのだ。
廊下。客室は四階まである。
翌朝。双子の温泉のカワセミの湯とカモシカの湯。
双子の相方の方。木の温もりが素晴らしい。
あぁ^〜
いつ何のために使われていたか分からない浴槽が散見された。
そしてこちらが緑の湯。朝日に照らされて温泉が輝いている。
朝からこんな温泉を独り占めできて自分はなんて幸せなのだろう。
昨晩気になっていた桐の湯にもう一回やってきた。床がかなり歪んでいるのが分かるであろう。
泉質はどの浴槽も同じである気がしたが、緑の湯だけ、唯一炭酸泉が混じっているような感じもした。総じて塩分のあるおいしい温泉だ。
最高の土日を過ごすことができた。
また来たい、そう思える温泉旅館であった。