【新潟】蒲原鉄道の廃車両を堪能!

令和5年8月11日

蒲原鉄道は、平成11年まで、新潟県の蒲原郡周辺を走っていた鉄路だ。この沿線沿に、かつての廃車両がいくつか展示されているというので、今回は3箇所を訪れた。蒲原、と聞くと、自分の祖父の生まれ故郷である静岡の蒲原が真っ先に浮かび、最初「蒲原って東海道線以外にも鉄道が通っていたのか!」と早合点してしまっていた。
さて、今回の3箇所の訪問で1番の目玉は、一番最初に訪れたこちら。阿賀野線六野瀬地内にある、国道49号線と磐越道の交差部至近にあるこちら。元々は医院だったものをこちらに移設し、個人が資料館として開かれていた場所であるが、20年以上前から閉ざされ、廃墟化されている建物がある。この脇に、当時の展示の一つとして、蒲原鉄道の廃車両が置かれている。
緑に一部を隠された、褐色と黄色の車体。
資料館跡と一緒に。
萌える。
敷地自体は今でも管理されているため、立ち入ることはできないが、高速道路の側道付近からもまじまじと観察することができる。くたびれた車体が、自分の「好き」を刺激してくる車体だ。
お次は冬鳥越スキーガーデン内に置かれた車両。夏はこのように、スキー場全面が芝生になっていて無料解放されているため、遊ぶにはもってこいの空間だ。
リフトの鉄塔と夏。
車体。
こちらは内部に入ることが出来る。新潟県内最古の木造列車で、製造は大正12年だという。既に100年以上が経過している車体だ。座席の車体の布や吊り革は当時から変わっているだろうが、100年前のこの街を、この車体が駆け抜けていた姿を想像すると、楽しい気分になる。
スイッチ。
中に入れる、貴重な場所だった。
3箇所目は、ご覧のような、夏を感じて先に進みたくなってしまうほどの景色が向こうに見えた道沿い、五泉市郷土資料館脇の公園にある。
車両は最近塗り替えられたのか、ピカピカだ。こちらは昭和5年製造。
案内板も立っていた。
こちらももう少しで100歳になる車体だが、最近の車両に劣らないほど、お洒落ではないか?
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